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電報略号 (鉄道)

出典: 謎の百科事典もどき『エンペディア(Enpedia)』
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電報略号(でんぽうりゃくご)は、鉄道電報で使用されていた略語、鉄道駅の略語。

概要[編集]

まだFAXではなく無線や専用有線を使い駅と指令部署のやり取りを行っていた国鉄時代、電報が多く使用されていた。だが、これは「カタカナしか利用できない」という問題も存在した。

そのことから、読み間違い等を防ぐために「1文字から3文字」のカタカナを使い、駅間の情報交換等を行えるようにした。これが「鉄道における電報略号」である。
基本的に被らないように設定されたが、どうしても被るという場合は遠い場所に限り許可された。(例:ツツ…東海津駅・北陸筒石駅・関東稲田堤駅・山陽通津駅)

国鉄・JRから経営移管された路線では、いまだに電略が残っている駅もある。

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ここでは、路線の短い「東金線」を例にとって、電報略号について見ていく。

  • 「東金線」…「トネセ」(ウガ ):路線には線を表す「セ」が最後尾に付く。
→1文字目と3文字目が使用される傾向にある路線電略だが、「トカセ」の場合、東海道線と重複してしまうため「トネセ」が使用される。
  • 大網駅」…「アミ」(オオアミ
→「オオ(ヲヲ)」の場合、「埼玉県大宮駅」と被ってしまうため、被らないように「アミ」が設定された。
  • 福俵駅」…「フク」(フクタワラ
  • 東金駅」…「トカ」(←ガ):駅の電略には基本濁点、半濁点が付かない。
→千葉支社が一部を管理している京葉線総武線東京駅」の電略が「トウ」であるため、被らないように設定された。
  • 求名駅」…「クミ」(←グョウ):求名はこの例ではないが、小さい文字が電略になる場合、大きい文字になる。(例:ミョ→ミヨ)
  • 成東駅」…「ナル」(ナルトウ