JR西日本681系電車

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JR西日本681系電車(じぇいあーるにしにほん681けいでんしゃ)は、西日本旅客鉄道の特急車両。かつては北越急行にも在籍した。試作車は1992年、量産車は1995年に登場した。

金沢駅での681系(しらさぎ編成、右のは683系)

概要[編集]

JR西日本で初の特急型車両である。
設計上の最高速度は時速160km、運用上の最高速度は時速130kmである。
加速度は1秒間に時速1.8kmとかなり遅い。これは高速域での加速力を維持するためである。ぶっちゃけ今は160kmなんて出さないんだからただただ加速鈍い電車と化している。

0番台はJR西日本車、2000番台は(元)北越急行車である。2000番台は非常に珍しい新潟鐵工所(現新潟トランシス)製の電車である。ただし、車体は川崎重工製。

運用[編集]

1995年の登場当初はスーパー雷鳥と言う列車名で運用されていたが、後にサンダーバードになった。

その後1997年からははくたかにも投入された。

2015年の北陸新幹線開業後は以下の経緯を辿った。

  • 試作車は保留車となり、のちに廃車
  • 付属編成の一部はサンダーバードの増結用として残り、後に一部がリニューアル工事を受けた。
  • それ以外ははくたか、サンダーバード含めしらさぎに転用されている。

2024年3月16日のダイヤ改正に伴い、681系は全車が京都支所所属となり、七尾線の定期運用には充当されなくなった。

改造[編集]

量産化改造[編集]

先頭車化改造[編集]

量産先行車1000番台は9両固定編成だったが、量産車は6+3両編成のため、6号車と7号車を先頭車化改造した。

リニューアル工事[編集]

サンダーバード用付属編成に行われた。塗装変更や座席の改善などを行った。元しらさぎ編成のV12には施工されていない。

廃車[編集]

試作車である1000番台に廃車が発生している。また、2024年の能登半島地震の際に七尾線内で立ち往生しのちに復旧したW08編成も2024年3月に廃車された。

Achtung.png以下の内容は投稿者の予想や憶測を含みます。
確定事項ではありません。参考程度にご覧下さい。

北陸新幹線敦賀開業後、当面の間残ることは発表されているが、サンダーバードやしらさぎ号の運行区間が短縮され、運用数が減少することにより北陸特急用車両に余剰が発生するという見方が濃厚である。

681系は老朽化が酷く、特に非リニューアル車は満身創痍なため、余剰廃車若しくは683系・289系に玉突きで置き換えられる可能性が非常に高い。一方で、683系余剰車だけでの完全置き換えが困難という見方もあるが、それでも後に287系や289系あたりで置き換えられるものと判断して良い。

憶測はここまで


車両番号[編集]

編成の推移は[1][2]のサイトを参考にした。

  • クハ680
    • 501-507:3両T編成1号車
    • 1001:量産先行車9号車
    • 2501-2502:3両N編成1号車
  • クハ681
    • 1-7:3両T編成3号車
    • 2001-2002:3両N編成3号車
  • クロ681
    • 1-6:6両T編成1号車
    • 1001:量産先行車1号車
    • 2001-2002:6両N編成1号車
  • クモハ681
    • 501-506:6両T編成6号車
    • 2501-2502:6両N編成6号車
  • サハ680
    • 1-12:6両T編成2,5号車
    • 1001:量産先行車7号車
    • 1101:量産先行車2号車
    • 1201:量産先行車4号車
    • 2001-2004:6両N編成2,5号車
  • サハ681
    • 201-206:6両T編成4号車
    • 1101:量産先行車6号車
    • 2201-2202:6両N編成4号車
  • モハ681
    • 1-7:3両T編成2号車
    • 201-206:6両T編成3号車
    • 1001:量産先行車5号車
    • 1101:量産先行車8号車
    • 1201:量産先行車3号車
    • 2001-2002:3両N編成2号車
    • 2201-2206:6両N編成3号車

ギャラリー[編集]

南今庄駅を通過する681系

近い世代の車両[編集]

関連項目[編集]