JR成田線 (我孫子支線)
我孫子支線(成田線) | |
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我孫子支線で使用されるE231系 写真は期間限定塗装「マトスカ」。 | |
基本情報 | |
通称 | 常磐快速線、上野東京ライン |
国 | 日本 |
所在地 | 千葉県 |
種類 | 普通鉄道(在来線・幹線) |
起点 | 我孫子駅 |
終点 | 成田駅 |
駅数 | 10駅 |
電報略号 | ナリセ |
開業 | 1897年1月19日 |
所有者 | 東日本旅客鉄道(JR東日本) |
運営者 | 東日本旅客鉄道(JR東日本) (第1種鉄道事業者) 日本貨物鉄道(JR貨物) (第2種鉄道事業者・成田 - 香取間) |
使用車両 | E231系0番台 |
路線諸元 | |
路線距離 | 32.9 km(成田-我孫子間) |
軌間 | 1,067 mm |
線路数 | 単線 |
電化方式 | 直流1,500 V 架空電車線方式 |
閉塞方式 | 自動閉塞式 |
保安装置 | ATS-P・ATS-SN併設 |
我孫子支線は、東日本旅客鉄道(JR東日本)が運営する成田線の支線である。直通先の「常磐快速線・上野東京ライン」とひっくるめて「常磐快速線」または「上野東京ライン」と呼ばれることもある。
概要[編集]
我孫子から成田を結ぶ支線であり、この区間は常磐線からの乗り入れが毎時1本ほどある。
運転系統としては完全に常磐快速線と同化しており、使用車両も常磐快速線のE231系が使われる(詳細は下記)。沿線のほとんどの地域で、柏を経由するのが東京への最短ルートなこともあり、実質常磐線の支線である。
成田線の「本線(佐倉 - 成田 - 佐原 - 松岸)」と別の系統ということを表すために、「成田線 (我孫子口)」の愛称が使われることがある。
使用車両・運行系統[編集]
普通列車のみが運行される。本線に乗り入れることはなく、下り(成田方面)は全て成田行き、上り(我孫子方面)は我孫子・上野・品川行きのみが存在する。
常磐快速線に乗り入れる列車も我孫子支線内は全駅に停車する。なお、直通する列車は我孫子駅で常磐快速線から来た10両を連結して運行する。
使用車両は松戸車両センター所属のE231系0番台(5両編成)であり、常磐快速線で使用されている車両と同等である。一部列車は10両編成で運用される。
マトスカ[編集]
過去に我孫子支線では、成田線や横須賀線・総武快速線で使用されてた113系横須賀色(通称:スカ色)で運行される列車が存在していた。
そのことから、2022年にマト139編成にスカ色を復刻塗装した通称、「マトスカ」が存在した。
なお、113系時代の名残として本線に使用されている209系にも我孫子支線に対応した幕が装備されている。
駅一覧[編集]
ここでは便宜上、「上野東京ライン」として同じに扱われる東海道・東北・常磐線(快速)の「品川 - 東京 - 日暮里 - 我孫子間」も記載する。
- 停車駅
- 定期列車は全列車全駅に停車
- 成田線内全区間単線、全駅とも列車交換可能。
- それ以外は日暮里~北千住が複線、品川~日暮里・北千住~我孫子間が複々線。
- 成田線内駅名の下にあるかなは読み。難読駅名が多く、初見では読みにくい。
正式路線名 | 駅番号 | 駅名 | 営業キロ | 接続路線 | 所在地 | |||
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駅間 | 累計 | |||||||
東海道本線 | 上野東京ライン | SGW JT 03 |
山区 品川駅 | 3.0 | 4.9 | 東日本旅客鉄道:JT 東海道線〈横浜・熱海方面〉 (JT 03)・JY 山手線 (JY 25)・JK 京浜東北線 (JK 20)・JO 横須賀線 (JO 17) 東海旅客鉄道: 東海道新幹線 京浜急行電鉄:KK 本線 (KK 01) |
東京都 | 港区 |
SMB JT 02 |
山区 新橋駅 | 1.9 | 1.9 | 東日本旅客鉄道:JY 山手線 (JY 29)・JK 京浜東北線 (JK 24)・JO 横須賀線 (JO 18) 東京地下鉄:G 銀座線 (G-08) 都営地下鉄:A 浅草線 (A-10) ゆりかもめ:U 東京臨海新交通臨海線 (U-01) | ||||
TYO JT 01 |
山区 東京駅 | - | 東京 から 0.0 |
東日本旅客鉄道: 東北・上越・北陸新幹線・JC 中央線 (JC 01)・JY 山手線 (JY 01)・JK 京浜東北線 (JK 26)・JO 横須賀・総武快速線 (JO 19)・JE 京葉線 (JE 01) 東海旅客鉄道: 東海道新幹線 東京地下鉄:M 丸ノ内線 (M-17) 東京地下鉄:T 東西線 ⇒大手町駅 (T-09) 東京地下鉄:C 千代田線 ⇒二重橋前〈丸の内〉駅 (C-10)[注 1] 都営地下鉄:I 三田線 ⇒大手町駅 (I-09)[注 1] |
千代田区 | |||
東北本線 | ||||||||
UEN JJ 01 |
山区 上野駅 | 3.6 | 3.6 | 東日本旅客鉄道:JU 上野東京ライン(宇都宮線(東北線)・高崎線 (JU 02))〈赤羽・大宮・高崎線高崎・宇都宮線宇都宮方面〉・ 東北・上越・北陸新幹線・JY 山手線 (JY 05)・JK 京浜東北線 (JK 30) 東京地下鉄:G 銀座線 (G-16)・H 日比谷線 (H-18) 京成電鉄:KS 本線 ⇒京成上野駅 (KS 01) |
台東区 | |||
常磐線(快速)・上野東京ライン | ||||||||
NPR JJ 02 |
山区 日暮里駅 | 2.2 | 5.8 | 東日本旅客鉄道:JY 山手線 (JY 07)・JK 京浜東北線 (JK 32) 京成電鉄:KS 本線 (KS 02) 東京都交通局:NT 日暮里・舎人ライナー (NT 01) |
荒川区 | |||
常磐線 | 日暮里 から 0.0 | |||||||
JJ 03 | 区 三河島駅 | 1.2 | 1.2 | 東日本旅客鉄道:常磐線貨物支線(田端貨物線・隅田川貨物線) | ||||
JJ 05 | 区 北千住駅 [* 1] |
1.8 | 5.2 | 東京地下鉄:C 千代田線(各駅停車は直通運転) (C-18)・H 日比谷線 (H-22) 東武鉄道:TS 伊勢崎線(東武スカイツリーライン) (TS-09) 首都圏新都市鉄道:TX つくばエクスプレス (TX 05) |
足立区 | |||
綾瀬・金町・亀有(JL 各駅停車・C 東京メトロ千代田線直通) | ||||||||
JJ 06 | 松戸駅 | 10.5 | 15.7 | 東日本旅客鉄道:JL 常磐線(各駅停車)(JL 22) 新京成電鉄:SL 新京成線 (SL 01) |
千葉県 | 松戸市 | ||
北松戸・馬橋・新松戸・北小金・南柏(JL 各駅停車) | ||||||||
柏市 | ||||||||
JJ 07 | 柏駅 | 11.2 | 26.9 | 東日本旅客鉄道:JL 常磐線(各駅停車)(JL 28) 東武鉄道:TD 野田線(東武アーバンパークライン) (TD-24) | ||||
北柏(JL 各駅停車) | ||||||||
JJ 08 | 我孫子駅 (あびこ) |
4.4 | 31.3 | 東日本旅客鉄道:JJ JL 常磐線〈天王台・取手方面〉 | 我孫子市 | |||
成田線 | 成田線(我孫子支線)・上野東京ライン | 我孫子 から 0.0 | ||||||
東我孫子駅 (ひがしあびこ) |
3.4 | 3.4 | ||||||
湖北駅 (こほく) |
2.9 | 6.3 | ||||||
新木駅 (あらき) |
2.6 | 8.9 | ||||||
布佐駅 (ふさ) |
3.2 | 12.1 | ||||||
木下駅 (きおろし) |
1.9 | 14.0 | 印西市 | |||||
小林駅 (こばやし) |
4.3 | 18.3 | ||||||
安食駅 (あじき) |
4.9 | 23.2 | 印旛郡 栄町 | |||||
下総松崎駅 (しもうさまんざき) |
4.6 | 27.8 | 成田市 | |||||
成田駅 (なりた) |
5.1 | 32.9 | 東日本旅客鉄道:JO 成田線〈佐倉・千葉・成田空港・佐原・銚子方面〉 京成電鉄:KS 本線・東成田線(京成成田駅: KS 40) |
- ↑ 各駅停車の走行する北千住駅の駅施設はJRの管理対象ではないが、各駅停車・快速線相互の連絡駅であり、JR(亀有駅以東)・東京地下鉄(千代田線町屋駅・日比谷線南千住駅方面)の運賃計算上の境界駅である(運賃計算については「常磐緩行線#運賃計算の特例」を参照)。
その他[編集]
難読駅名が多いことが挙げられる。
例として「木下駅」や「下総松崎駅」は普通の読み方をせず、それぞれ「きおろし」・「しもうさまんざき」と読む。
他に、我孫子(あびこ)・新木(あらき)・安食(あじき)もある意味普通に読めるとは言い難い[注釈 1]。
脚注[編集]
出典[編集]
- ↑ “Suica連絡定期券のJR東日本/私鉄・地下鉄「接続駅」”. 東日本旅客鉄道. 2021年11月9日確認。
注釈[編集]
関連項目[編集]
外部リンク[編集]
JR東日本の鉄道路線 |
JR東日本の支線 |