インターネットスラング
インターネットスラングは、インターネット上のBBS(電子掲示板)やSNS、電子メールなどで発生し、インターネットで使用されるスラングであり、主としてインターネット利用者を中心に通用する特殊な言語表現である。スラングとは、特定の社会や階層、仲間の間のみ使われる卑俗な言葉。卑語。俗語。隠語。
ただしスラングの常として発祥が不明確で、パソコン通信時代から使われている言葉も少なくないため、パソコン通信時代から見られたものはパソコン通信とインターネットの両方の意味を内包し、ネットスラングと表現する者も見られる。あるいは、単にスラング全般のインターネットコミュニティ上での利用や引用に過ぎない場合や何らかの娯楽作品などよりの引用もあるが、この部分は割愛する。本項では主にコンピュータネットワークのサービス上に見出されるものを例として示すが、必ずしもコンピュータなど情報処理技術や、それらを基盤とする通信媒体に固有の制約に密接に関係するわけではない(後述)。晒す、自過剰なども含まれる。例外もある。
概説[編集]
これに属する語は、主にインターネットコミュニティ等で使用される隠語である。その多くは一部のインターネットにおける隠語の域を出ないが、一部は認知が進みマスメディアなどで取り扱われることもある。米国などにおいてはLeet speakのような類似する語もあり、同時多発的な文化的現象の一端と言える。
チャットや電子掲示板、あるいは電子メールでユーザー間の交流から生まれた語ではあるが、日本では2000年頃からインターネット上の広告にも一部含まれ、このような隠語や俗語に敏感な層にアピールしようとする動きも散見される。
これらの語は、インターネット上のコミュニティを離れた場合には、マニアなどの同士の会話でしか用いられない傾向があり、実際の面と向かって会話する場合にはほとんど聞かれない。インターネットスラングは「目で文章や文字を読む」というインターネットコミュニティの特性からか、声に出して読むことはあまり想定されておらず、中には表記からは類推出来ないような語も見られる。
日本語によるインターネットスラングの中で、電子掲示板サイト2ちゃんねるを中心に用いられるものは2ちゃんねる用語の項目に詳しい。ただしこれら2ちゃんねる語の一部は「あやしいわーるど」や「あめぞう」、「パソコン通信」時代から引き継がれたものも見られ、コンピュータネットワークのサービス上で発生した流行語の一種ともいえる。
2ちゃんねる用語とは言っても、その一部は2ちゃんねると全く関係のないようなサイトでも散見されるほか、これが他の文化中に取り込まれているケースもあり、インターネットスラングとは言っても、その成立にインターネット普及以前のメディアが関連していたり、またはインターネット経由で流布された別起源のスラングである場合も含まれ、しばしばこの境界は曖昧である。
分類[編集]
以下に挙げる分類は、便宜的な物である。使っている当事者らは慣習的に使っているだけで、特にそういう意識も無い場合も多い。その一方で幾つかの分類に跨る語もみられる。
- 略字・略語
- これはパソコン通信時代からその類型が見出されるが、キー入力の遅い者などが率先して使う傾向もあり、主にチャットやインスタントメッセージ上で発達した語といえる。これらでは簡便な入力を意図したもので、感情表現に日本語入力システムに予め登録された顔文字を使う形態もこれに含まれるかもしれない。
- 誤入力・誤変換・代替語・置換文字
- キー入力のミス(タイポ)や、日本語など入力変換の際の見落とし(誤変換)などから発生したものでは、本来は偶発的に発生したものが、意図したかのように興味深い文字列となっている場合に好んで用いられるようになった物がある一方、禁止ワードとして入力が制限される言葉の代替として意図的に誤変換したものなどがある。例えば攻撃的な文言をシステム上で差し止めてしまう電子掲示板などでは、様々な代替語が発生した。この他にも不正アクセスや著作権法違反などといった実質的に犯罪や、あるいはコミュニティ上で嫌われる行為を行う上での隠語や符丁として、やはり意図的に誤変換しているケースも少なくない。特にWarez(不正コピーソフト)やブートレグ(海賊版)に関する語では、犯罪行為の露見を恐れた側が、検索エンジンによる発見を妨害しようとした意図も見られる。またギャル文字の応用で一部の文字を外見の似た文字に置換したり、ひとつの漢字を複数の漢字に分解する(あるいはその逆)物もよく見られる。参考:クサチュー語
- 絵文字・アスキーアート
- 文字や記号を組み合わせて絵を作成する。「アスキーアート」は頭文字をとってAAと略すことも。絵文字は上に挙げた通り、日本語変換プログラムなどに登録して、簡便な入力を支援するためにも利用されるが、その一方で「相手の顔が見えない」というネットコミュニティの性質上で発達した。アスキーアートはそれをさらに発展させた物ではあるが、さらにはこれが単体の映像表現としても成立しており、アスキーアート作成支援プログラムや入力支援プログラムも、様々な物が出まわっている。
- 掲示板・スレ関連用語
- BBS(電子掲示板)やネットフォーラムなどにスレ(スレッド)に関する及び掲示板の管理に関する用語。
- インターネット関連用語
- 元々は情報処理の技術用語であったり、あるいは特定企業の製品の名前だったりといったものが流用される形で利用されている。これらでは関連性や連想で、様々な意味が付与されている場合もあり、その一方でインターネットを含む情報処理関連とは全く関係の無い所からの引用である場合も少なくない。後者の有名なところではスパム(肉→迷惑メール)などが挙げられるだろう。さらにこれらは略されたり誤変換されたりしても利用されている。
- 下品な単語
- これらの多くはインターネット以前より「下品な言葉」として扱われていたものがそのまま流用されているものもあるが、その一方で上に挙げたような様々な過程を経てインターネットスラング流に改変されたものも見られる。
具体例[編集]
省略表記[編集]
英語の省略表記[編集]
欧米のインターネットスラングはスピードが求められるオンラインゲームなどの世界で入力が簡単な省略表記がよく利用されている。例として
- afk(away from keyboard、訳「一時退席中」)
- BRB(Be right back、訳「すぐ戻る」)
- fyi(for your information、訳「参考までに」)
- GJ(good job、訳「良くやった」)
- GL(Good luck、訳「幸運を祈る」)
- GLHF (Good luck have fun、訳「よろしくね」)
- grrr(Grrr、訳「ガルルル・不機嫌な時のうなり声」)
- GTFO (Get the fuck out、訳「消えろ・出ていけ・とっとと失せろ」)
- irl? (In real life? 訳「現実で?」)
- lol(laugh out loud、訳「大笑い」)
- STFU (Shut the fuck up、訳「(侮蔑の意味合いで)黙れ」)
- ty(thank you、訳「ありがとう」)
- wb (welcome back、訳「おかえり」)
などといった頭字語
- thx(thanks、訳「ありがとう」)
- cya(see ya、訳「じゃあね」)
- u2(you too、訳「あなたもね」)
- w8 (Wait、訳「待って」)
などといったLeet表記がある。これらはモールス符号による電信通信で用いられていた無線用語が経験者により流入して出来たものと考えられる(B4-beforeなど。TNXが同一である)。
日本語の省略表記[編集]
例として
- おめ(おめでとう)
- あり(ありがとう)
- yr・46・ヨロ(よろしく)
- こn(こんにちは/こんばんは)
- 乙(「お疲れ様」の意で、皮肉めいた意味を含む場合がある)
- コピペ(コピー&ペースト)
- 55(ゴーゴー オンラインゲームなどでゲームを始める時)
- 誰得(「誰が得するんだよ!」の略で、主に非難するときに使う)
- 俺得(「俺が得するんだよ!」の略で、誰得とペア)
- なう(今○○にいます。今○○していますと表現するときの今 (Now) を示す。字数制限があり速報性の強いTwitterなどで多用)
- わず(英語のwas。過去に何をしていたかを示す)
- 今北・今北産業(「今来た」の意。実況板でよく使われる2ちゃんねる語。「今北産業」は、「今来た私に、今までの流れを三行程度の文章で短く説明してください」の意。今北組、今北さんのようにも使われる)
- ぽ(「おかえり」のタイポ「ぽかえり」の省略形。一時離席していた人が戻ってきたときなどに、パソコン通信のチャットで使われていたことがある)
- 念(画像掲示板ふたばちゃんねるにおいて同意を示す際に使われる。元は「ついにふたばも念じるだけでレスが出来るようになったか」というコピペの短縮形)
- 本田△(本田圭佑を意味する。本田さんカッコイイ→本田さんかっけー→本田三角形)
- 宮廷(旧帝国大学)
- @○人(「あと○人」の「あと」を@に置き換えたもの)
などがある。
日本における英語の省略表記[編集]
外来語は片仮名で書くため、字数が多いものも少なくない。それを略すことを目的としたものに、
- んc(Nice Cut「ナイスカット」の頭文字のNとCを日本語入力したもの)
- んp(No problem「ノープロブレム」の頭文字を、上記と同じでNとPを日本語入力したもの)
- うp(uploadの略)
など、少々複雑なものが少なからず存在する。MMORPGなどでよく使われる。
- うp主 (アップロードをした人{主}の略)
- うぽつ (アップロード乙の略{うp乙をローマ字で打ち込むと「upotu」となることから})
ローマ字の省略表記としては、
- kwsk(詳しく)
- wktk(ワクテカ = ワクワクテカテカ。期待による興奮から血管が拡張し、汗や脂で顔がテカっている様子)
- gkbr(ガクブル = ガクガクブルブル。恐怖に震えている様子)
- gdgd(グダグダ)
- KY(空気が読めない)
- erg(エロゲ。エロゲーム、つまりアダルトゲームを略したもの)
- sneg(それなんてエロゲ?)
- JK(常識的に考えて・女子高校生・塾高(慶應義塾高等学校))
- JC(女子中学生)
- JS(女子小学生)
- tmt(止まった。ストリーミング配信が負荷変動や電波状況の悪化などで止まること。復帰は mdt = 戻った)。
- ggr(ググれ)
- ggrks(ググれカス)
また、文末に括弧をつける際、途中で省略する記載方法として、
- 「(w」『(笑)』
- 「(ry」『(略)』
- 「(オ」「(ぉ」『おいおい』
などがある。
当て字[編集]
本来、仮名やアルファベットで表記される言葉を略字にしながら無理矢理漢字変換して生まれた言葉もある。例として窓 (Microsoft Windows)、林檎・林(Mac OS、アップル)、鯖(サーバ)、垢(アカウント)、プロ串・風呂串・串・風呂敷・プロ棋士(プロクシ・プロキシ)、尻(シリアル番号、Siri)、悪化(アッカ・ネットワークス)、良悪(イー・アクセス)、虹(2次元)、賛辞・惨事(3次元)、升(チート)、密林・尼(Amazon)、壊死(ACジャパン)、御婆風呂(オーバーフロー)、割れ(Warez)などがある。
誤変換[編集]
漢字変換候補として現れない新語や、直接的な表現が憚られる用語、入力者が読めなかった語(本人の知的水準の問題)あるいは誤変換そのものに意外性のある単語などにおいて、意図的に誤った文字列が用いられ定着することも多い。文字の不足または過多などのタイプミスによって生まれた言葉もある。
日本語の誤変換[編集]
「厨房」(中坊=中学生の坊や)、「池沼」(知障=知的障害)、「基地外」(きちがい)、「JR倒壊」(JR東海)、「京王大学」(慶應大学)「湖沼」「胡椒」「故障」(呼称)、「十両」 「重量」(従量)、「湿疹」(失神)、「先頭」 「銭湯」(戦闘)などが代表的。また、「羨ましい」→「裏山しい」の誤変換が派生して「裏山C」、「裏山しいねちゃん」、「裏山しぃ」、「裏山四位」(志位の場合もあり)、「裏山椎名」(後ろに「へきる」「林檎」「誠」などを付加)などのように「元の言葉の誤変換+有名人やアニメなどのキャラクター」の形とするもの、また単に「裏山」とするものもある。
なお、「〜ジャマイカ」(〜じゃないか)、「ガイシュツ」「グングツ」「すくつ」「まえちょう」(既出―きしゅつ・軍靴―ぐんか・巣窟―そうくつ・前兆-ぜんちょうを読めず、似た字を当てはめたり誤読したものを無理に用いた)、「希ガス」(気がする、「ギガス」とも)、「だめぽ」(だめっぽい、『D.C. 〜ダ・カーポ〜』関連では「ダメーポ」と呼ばれることが多い)、「〜(する)俺ガイル」(〜(する)俺がいる)などはタイプミスから生じた誤変換が定着したものであると考えられる。
誤入力[編集]
キーボードの入力モードの違いによって生まれた。例としては、かな入力モードで英字をタイプしたため生じた「みかか」(NTT)、「みいそ」(NEC)、「もせあ」(MP3) や、ローマ字入力モードで英語をタイプしたため生じた「うp」(up=アップロード)、「おk」(OK)、「うd」(UD)、「うさ」(USA=アメリカ合衆国、[1])、「うk」(UK=イギリス)、「ほめぱげ」(homepage)、「ようつべ」(YouTube)、「やほお」(Yahoo!) などがある。
代替語[編集]
日本語の代替語[編集]
ホスティングサーバの側が「禁止ワード」(NGワード)をシステムに強制しているチャットや掲示板に対して、ネガティブ(マイナス思考)な語の代替語を多用する傾向が見られる。荒らしが使用することもあるが、住人がその荒らしに対して、「消えてほしい」という意思を込めて用いることもある。たとえば「氏ね」は「死ね」が禁止ワードに登録されていた掲示板(「あめぞう」など)で用いられた代替語のひとつであり、現在は2ちゃんねる用語として認識されている「逝ってよし」(直接的には「死んでいいですよ」という意味だが、実際には「死んで来い」という意味)も元は代替語のひとつである。しかし、「死ね」という言葉を使う場合でも本当に相手に対して死を望む場合はまれであり、大抵は「ここから立ち去れ」「さっさと消えろ」程度の意味しかないと思われる。多くのオンラインゲームなどで、チャットでわいせつなどの言葉の使用が出来ないため、ンをソに入れ替えたり単語にピリオドを打って回避している(なお、この対処法に関しては、例えばフェラーリのように「それ自体はNGワードではないが、NGワードと同じ文字列が含まれているため弾かれる」というケースにも使われる)。のちに代替語の意味が薄れ、「死ね」を禁止ワードに登録していない2ちゃんねるなどでも使われるようになり、意味も軽くなり、つまらない発言をした投稿者に対して「氏ね」や「逝ってよし」が日常的に投げかけられることになった。「死ね」を禁止ワードに登録していない掲示板で本来の強い排除の意思を示すときには、「氏ねじゃなくて死ね」のように本来の言葉と一緒に使われることによって強い排除の意思を強調することがある。
また、下ネタについても、システムのNGワードに引っかかることもあり、回避策としてキンタマを「菌多摩」などと表す場合もある。
これ以外にも、「漏れ」(俺)のように音が似ていることから定着した代替語も存在する(ローマ字仮名変換モードにおいて「俺も俺も」を急いで間違えて「oremooremo->oremoremo」が「俺漏れも」に変換されたことが起源という説もある)。
さらに、覗き行為については「タシーロ」という動詞が用いられる。これも2ちゃんねるにて、芸能人・田代まさしによる犯行を冷やかすことから広く認知されるに至った用語である。
置換文字[編集]
英語の置換文字[編集]
詳細は「Leet」を参照
日本語の置換文字[編集]
主として検索ロボット回避のために、字面の似ている文字や記号などで置き換えたもの。
例として「ドキュソ」(ドキュン)、「ネ申」(神)、「タヒ」(死)、「イム」(仏)、「儲」(信者)、「ロ卩」(叩)、カロ(加)、「鉢」(金本(特に金本知憲))、「車云」(転)、「粂」(久米(特に久米宏))、「チョソ」(チョン=朝鮮人の蔑称)、「チュソ」(チュン=中国人の蔑称)、「㌧㌦」(飛んどる、1文字の「トン」「ドル」の組み合わせ)、「ダウソ」(ダウン=ダウンロードなどの略)など。これらの中には「香具師」(奴=ヤツ=ヤシ)のように、さらに誤変換が追加されて定着したものもある。
通常は全角ではなく、半角が使われる。横書きの半角カタカナの「タヒ」を並べると漢字の「死」に似ていることからこう呼ばれる。
- 新名神高速道路=新名ネ申高速道路
- 反転色=反車云色
- 津波に流されて死ね=津波に流されてタヒね
- いい加減にしろ=いいカロシ咸にしろ
- 例外=例タト
絵文字[編集]
文字で顔や体などの表情を表現することがある。顔文字を参照。
インターネット関連用語[編集]
その他、インターネット関連用語におけるスラングもある。
- age
- 2ちゃんねるなどのスレッドフロート型掲示板で、投稿してスレッドの順番を先頭へ移す意図を明示する。投稿しても先頭へ移させない指定をする sage の対である。
- ググる
- 検索エンジン「Google」を使って検索すること。動詞として用いられる。
- 例:「ググれ」=「ググって来い。」(検索してこい) - 掲示板などで、自分で調べもしないで質問する者に対して使われる。
- 欧米においてもネットで調べ物をするという意味で「Google」を動詞として使う場合がある。(→en:Google (verb))
- 最近では、その由来を知らずに「yahooでググれ」などと使用するケースも稀に見られる(敢えて利用しているケースも)。
- また、yahooで調べることを「ヤフる」ということも稀にある。さらに、Wikipediaで調べることを「ウィキる」ということもある。
- 上記にもある通り、2006年7月6日に改版されたMerriam-Webste's Collegiate Dictionary, Eleventh Editionでは、"google"が動詞として追加されている(Googleの検索エンジンを使って(人が)World Wide Webから情報を入手すること)。また、Oxford English Dictionaryも2006年6月15日の改訂で動詞として"Google"を追加しており、もはや「ググる」はネットスラングの域を超えて一般動詞として定着したと言っても過言ではない。
- ウィキペテン師 (wiki-fiddler)
- ウィキペディアの不正確さ、ウィキペディアン(利用者)・ウィキホリック("中毒"者)の無能さを揶揄する表現。ニュースサイト『The Register』のコラムニスト、アンドリュー・オーロウスキーが紹介[2]。
- ウィキクラット(wikicrats,ウィキペディアとビューロクラート(官僚)の合成語)
- ウィキペディアの官僚主義を批判するニコラス・カーの造語[3]。
- ゲイツ
- Xbox 360のオンライン通貨「マイクロソフトポイント」の別称で、日本独特のスラング(例:400ゲイツ。ゲイツポイントとも)。由来はマイクロソフトの創始者のひとりであるビル・ゲイツより。
下品な単語[編集]
性的または卑猥な文章はインターネット上でもよく見られるが、一般的なコミュニティでは敬遠され、忌避されることが多い。また、下品な言葉遣いは発言の削除、アクセス制限にも繋がるため、婉曲な言い回しや単語が多く用いられる。
- 性交の表現
蔑称など[編集]
特定の人物・組織・団体を軽蔑する呼称または決まり文句として使用されるもの。
- DQN - ドキュン、ノータリン(=脳足りん)。
- 池沼(ちしょう、いけぬま)
- 基地外、既知外、吉外(きちがい、または「外」が「害」の場合も) - 「外基地(がいきち)」「ガイジ(害児)」とも。
- ネットスカラー、ネスカ - 学識を学校や書籍などで得たのではなく、ネットのみで習得し、それを元に曖昧または間違った意見を述べる者を指す。語源はネットのスカラー(学識者、物知り)。
- 消防、厨房、工房 - それぞれ小学生、中学生、高校生程度の知識・経験量・力量でしかないと相手を揶揄する蔑称。また実際にその年代の相手に対して使われることもある。
- スイーツ(笑) - 流行の事物を、仲間内の注目を集めたいがために実態もよく知らないまま安直に取り入れようとしているいわゆる「にわか」を揶揄した言葉。女性への批判にも使われることが多い。
- マスゴミ - マスコミをもじった単語。特に大規模宗教団体、リベラルもしくは左派政党ならびにそれらの支援・協力団体、中国・韓国に媚びているとされる偏向報道や偏向論調がマスコミに存在するという右派的、保守的な主張、思想の元に使用されたり、誤報による風評被害、メディアスクラムやメディアリンチに代表されるような取材相手の人権を省みない執拗な取材、キャスターや記者の失言や筆禍などその他諸々の不祥事について侮蔑的・軽蔑的な意味を持ってマスメディアに対し使用される。ネットで本格的に使われてる用語だが、昔から存在しており、1966年の大映映画『野良犬』において、田宮二郎演じる主人公・鴨居大介が「お前らマスコミやないわい、マスゴミじゃ!」と激怒する場面が存在する[4]。一方で、自民党政権や自民党議員を支持、または反韓国・中国・反リベラルもしくは左翼政党の評論家を抱える新聞やテレビ局や番組に対しては「マスゴミ」という蔑称はほとんど使われず「真のマスコミ」などと評する場合がある
- キモオタ - マスコミなどに登場したり、偏見に拠ってイメージされる見た目が不細工とされるおたくのこと。
- ちゃんころ - あやしいわーるどなどの電子掲示板で、2ちゃんねらーのことを軽蔑して「ちゃんころ」と称することがある。
- 焼き豚、サカ豚、萌え豚、声豚- プロ野球、サッカー、萌え系アニメ、声優(特にいわゆる「アイドル声優」)などに心酔しきって、排他的な発言をする行き過ぎたファンへの蔑称。焼き豚、サカ豚はブーイングの「ブー」から豚の鳴き声を連想し、自分が支持するスポーツ以外に「ブーブー」とブーイングばかりをしている者を、豚と表現するようになったことが由来される。「焼き」は野球の「やき」からのもじり。萌え豚は、ステレオタイプなアニメオタクのイメージで、肥満体型な者が多いという印象からと、萌えキャラを見て興奮し、豚の鼻息のような荒らげた呼吸をしている音のイメージから、豚に例えられている。2010年代からは、鳴き声から、声優に熱狂するおたくの様子を表す「ブヒる」という語も現れ、やがて「声豚(こえぶた)」という蔑称も使われ始めている。
- 工作員 (ネット用語) - 世間やネット上で非難されている企業や団体を擁護するような書き込みをする人物や、特定企業の称揚や商品の宣伝を過剰に繰り返す一方で競合関係にある企業や商品を不当に貶める不自然な発言を過度に繰り返す(ほめ殺しである可能性も考えられる場合もある)、真に意図して活動する者や、関係者外と明らかであっても同様な言動を行う人物を揶揄する言葉(ステルスマーケティング・略してステマ)。本来の意味である「スパイ・諜報活動」をする「工作員」の使われ方とは大きく異なる(例)「〜(企業名、団体名)の工作員乙(=お疲れ様)」
- 情弱 - 情報弱者のネットでの略語。「情報弱者」というそれ自体には蔑称的な意味合いは低いが、略して「情弱」となると蔑称として使われることが多い。なお、「情」の字が、なよなよとしてひ弱なことの意味である「惰弱」(だじゃく)の「惰」(だ)の字と似ているため、この意味との掛詞である場合もある。特にインターネットでの情報収集を主とする者が「情報を得られる媒体がテレビや新聞しかない人達」に向けたり(マスコミ各社の記事と異なり、口コミレベルやバイアスのかかっている情報さえ見られるインターネット上の個人発情報は信用出来ないことがある)、掲示板などにおいて既知の情報を発した者に向けることもある。また、「情弱」という表現については、インターネットなど情報収集が可能な環境を持ち、また検索サイトなどを利用すれば比較的簡単に情報が入手できる情報でありながらも、自ら積極的に情報を収集することなく安易に他者に情報の提供を要求するような人物を批判する形で用いられることもある。似た意味で情報を知るのが遅い者を、アニメ『装甲騎兵ボトムズ』の作戦終了後に遅れてやってくるレッドショルダー部隊になぞらえて「肩赤」という。 内田樹は、このように他人を蔑む自称・情報強者を「情報難民」と呼んでいる。
- フェミ、ジェンフリ(後ろに「〜女」「〜基地外」とつくことが多い。フェミニスト・ジェンダーフリー論者や過激なフェミニズム思想(もしくは女尊男卑)の信奉者を揶揄する言葉。主に男性差別反対者がネットで蔑称として使う)
- 糖質 - 「統合失調症」を略したもの(統失)をさらに別変換したもの。対象者が本当に統合失調症であるかないかにかかわらず単に侮蔑の意味で使われる。
- ナマポ - 「生活保護」の略生保を湯桶読みしたもの。主に生活保護受給者を蔑んで使われる。
- 汚ガキさま(おがきさま) - 「お子さま」に対する蔑称。最近のクレーマー的な度重なる無茶苦茶な要求をする客に対して、アルバイト店員などがブログや匿名掲示板に書くネットスラング。
- リア充 - 「リアル生活が充実している人」の略。仕事も順風満帆、一緒にいて楽しい友達や恋人もいるようないわゆる「人生の勝ち組」のような人々のことを指す。最近では「彼女・彼氏がいる否か」でリア充かどうかという基準も存在。嫉妬や妬みを含むことが多い。反意語は「非リア」。
- 妊娠 - 熱狂的な任天堂ファンに対する蔑称。「任天堂信者」から妊娠と呼ばれるようになった。
- 痴漢 - 熱狂的なXboxやマイクロソフトファンに対する蔑称 企業が運営する家庭用ゲームのニュースサイトがXbox発売前の行列に並んでいた人へのインタビューで、アダルトゲームを購入予定の人がX Boxも購入する予定と発言したのがきっかけで生まれた。後にPSPで女性のスカートの下を盗撮した(痴漢行為)事件が発覚し、ソニー信者にも同じ蔑称が使われるようになった。ハード信者同士で荒れに荒れた結果、死語となった。
- GK(ゴキブリ) - 前者GK(ゲートキーパー)はソニー社員、後者は熱狂的なソニーファンに対する蔑称(サッカーのポジションのゴールキーパーの略であるGKとは無関係)。
- 妊娠、痴漢、GKは主に2ちゃんねる内のゲームハード・業界板で多用されている。
- 茸/庭/禿 - 日本の携帯電話キャリア3社の略称。順に、NTTドコモ(マスコットのキノコのキャラクター「ドコモダケ」より)、KDDI(au)(2008年頃のキャッチコピー「auの庭」より)、ソフトバンクモバイル(代表執行役社長兼CEO「孫正義」の頭髪が禿げていることより)
- 国営セコム、国営暴力団 - 警察を揶揄する蔑称の一つ。主に警察に対して不信感を抱く者が、自分の批判対象を守る警察に対して用いる。後者の「国営暴力団」に対しては「桜の代紋」として罵倒することも。
スポーツに関する蔑称[編集]
- ヨナニー - フィギュアスケーター・キム・ヨナの信者を指し、排他的な発言をする行き過ぎたファンおよび日本のスケート関係者、マスコミ関係者への指摘。語源はキム・ヨナの「ヨナ」と「オナニー」を組み合わせた造語。一般的には「ヨナを過大評価して神格化しつつ、他選手への陰湿な誹謗中傷や人格批判を繰り返す(バンクーバー五輪時は安藤美姫、浅田真央が主な攻撃対象だったが、ソチ五輪時にはアデリナ・ソトニコワやユリア・リプニツカヤなどの外国人女子選手、羽生結弦、エフゲニー・プルシェンコら男子選手にも拡大し、「審査員買収疑惑を悉くスルーするもの」「ソトニコワの金メダルを死ぬまで認めない者」、もしくは「キム・ヨナに有益な人物は認めるが、有害な人物は一切認めない者」を指す。「ヨナニヰ」とも呼ばれる。
- 馬鹿島アントラーズ - Jリーグの鹿島アントラーズ の蔑称。
- 関東連合 - 同チームの応援団 IN FIGHT を侮辱する言葉
地域に対する蔑称[編集]
- 大阪民国(だいはんみんこく) - 大阪府および大阪府民、大阪を本拠地として活動する団体(例:オリックスバファローズ、ガンバ大阪、セレッソ大阪、NMB48など)への煽りや侮辱で用いられる蔑称。「大阪」と「大韓民国」を掛け合わせた造語。「臭い玉」「カス市」などとは異なり、ヘイト的ニュアンスが含まれている。
- 未開の地 - 群馬県および群馬県民に対しての蔑称。群馬県が、民間企業の地域ブランド力調査においてのランキングにて、常に魅力度が下位にあることを揶揄する意味で用いられた言葉であり、主に「未開の地グンマー」か「グンマー」として使われる。
- 修羅の国 - 福岡県および福岡県民、また福岡を本拠地して活動する団体(例:福岡ソフトバンクホークス、HKT48)に対しての蔑称。指定暴力団が5つ本拠地を構え、現在も抗争が続いていることから北斗の拳に登場する架空の国家修羅の国より名付けられた。
- 味噌 - 名古屋および名古屋人、また名古屋を本拠地として活動する団体(例:中日ドラゴンズ、SKE48)への煽りや揶揄で用いられる蔑称。名古屋の郷土料理(名古屋めし)に味噌カツなど味噌(八丁味噌)を多用したものが多いことから。また中日ドラゴンズは親会社の中日新聞が比較的リベラル寄りであることと、野球日本代表への選手派遣に消極的であることから、「反日的」と言われることもあり、「反日味噌」と呼ばれることもある。なお、味噌の消費量1位は長野県であり、愛知県は27位である。
- トンキン - 東京都及び東京都民に対する蔑称。東京の唐音読みから。2011年の東日本大震災の直後、東京圏を中心に食料や生活必需品の買い占めが起こり、また福島第一原子力発電所事故で東京電力に批判が集中したことから。
- 大都会岡山 - 岡山県を揶揄する蔑称の一つ。発祥はアンジェラ・アキの「岡山は都会」という発言から。これを逆手にとって岡山市役所の食堂が「大都会カレー」なる裏メニューを2013年2月に限定販売した[6]。
- 臭い玉 - 埼玉県および埼玉県民への煽りや揶揄で用いられる蔑称。「埼玉」に「臭い」を掛け合わせた造語であり、他県に住むユーザーが埼玉(及び埼玉県民)を貶す意味で使う場合がある。この蔑称のモデルとなった言葉に「ダ埼玉」があるが、こちらはタレントのタモリが自身のラジオ番組にて「ダサい」の語源として幾度となく使用し、それが1980年代に世間に浸透したもの。なお、埼玉県に無関係な文脈で使われる「臭い玉」[7] は大抵は膿栓のこと。
- カス市 - 埼玉県加須市や加須市民への煽りや揶揄として用いられる蔑称。市名が難読地名であるが故に正しく読めない者が多く、その読み違いを逆手にとった言葉。単純に「カス」と言うことの方が多い。
- 蝦夷土人、絶望の大地、試されてる大地 - 北海道に対する煽りや罵倒に使われる語句。拓銀破綻や夕張市の財政破綻が起き、しかもそれがほぼ「国策」で行われたことと、JR北海道の事故多発と経営危機、更には生活保護受給者が全国的に高く北海道の人口減少数が47都道府県で全国一であることから「北海道は国の足を引っ張っている」「北海道新聞が左派的な内容の新聞で、北海道はいまだに旧社会党の流れを汲む民進党が強い」と主張する人によってネット上で罵倒として使われている。なお「試されてる大地」の元は北海道庁のキャッチコピー「試される大地」をもじったもの。
- 琉球土人 - 沖縄県及び沖縄県民に対する差別的用語である。「沖縄名物」と侮蔑的に称される「沖縄の成人式」に代表されるヤンキー文化や、琉球新報や沖縄タイムズが左派的な内容の記事が多く偏向しているという主張の下に差別的意図を含んで使用される。その所為で自民党の勢力が本島で弱いとし、また現職の知事が米軍基地に批判的なことから。主に俗に「ネット右翼」と呼ばれる保守層、右派層が罵倒の為に使用することが多い。
- 鳴海民主主義人民共和国 - 愛知県名古屋市緑区(特に旧鳴海町周辺)に対する蔑称。区域を通過する名古屋鉄道に冷遇されており、一部住民からは「名鉄は緑区民を客と思っていない」と怒りの声が上がっている。便利な東海道線・桜通線をご利用ください。言うほどこれも便利か?
政治色が強い用途での蔑称[編集]
- ネット右翼、ネットウヨ、ネトウヨ、熱湯浴
- 嫌韓厨(韓国を嫌う厨房の意、派生語として「嫌中厨」「嫌米厨」「嫌豪厨」など)
- ネチズン - もともとネット市民の意味で作られた造語だが、現在では、インターネット上でDoS攻撃などのサーバーテロ行為を頻繁に行うVANKなどの韓国の右派勢力も指す。いわば「韓国版ネット右翼」である。
- 憤青(憤怒青年=怒れる若者、中国のネット用語。なお語源のangry youngmenはジョン・オズボーンの1958年の作品『怒りを込めて振り返れ』にその起源を持つ語で蔑称ではない)
- 糞青(憤青のもじり)
- プロ奴隷 (後述の「プロ市民」に対するレッテルの貼り返し的な言葉 happy slave(幸福な奴隷)の日本語化。基本的に「自民党政権」を無条件、盲目的に支持し、米軍は日本を護ってくれているとする勢力のことを指す。)
- ザイニチガー(「日本は既に在日韓国・朝鮮人に握られている、我々だけが真実を知っているのだ」と喧伝する陰謀論者達を批判する語)同様に「チョウセンガー」「シナガー」も。
- 痔民党(自由民主党に対する罵倒用語)
- 創価党(公明党に対する罵倒用語。政教分離の原則から創価学会の支援という形で存在している公明党であるが、左派や一部保守派は今なお「創価学会と一心同体」として罵倒しているケースも)
- 立ち枯れた日本(かつて存在した保守政党立ち上がれ日本の罵倒用語)
- 日本異死んの会(保守、自由主義政党の日本維新の会に対する罵倒用語)
- 罪特会(保守市民団体の在日特権を許さない市民の会、通称・在特会に対する罵倒用語)
- ネット左翼、ネットサヨ、ネトサヨ
- サヨク(左翼のカタカナ表記)
- バカサヨ(馬鹿+左翼)
- クサヨ(臭い+左翼)
- ブサヨ(不細工+左翼)
- パヨク(ぱよぱよちーん+左翼[8][9])
- パヨJ民(なんJ民の蔑称)
- ピヨク(卑劣な左翼)
- ネトウヨ連呼厨(政治的論争などで、「ネット右翼」「ネトウヨ」という言葉を誰彼かまわず、むやみに使う人のことを指す。当のネット右翼が、自分達の存在を否定し中道または「普通の日本人」の意見であることを強調するために使う例もある)
- 在日(連呼リアン同様に使われる。2ちゃんねるやSNSなどで主に使用される在日朝鮮・韓国人を指す言葉。もちろん相手が本当にそうなのか否かなど分かるはずなどなく、単に「○○は在日」とのネットでの書き込みは、レッテル貼り的意味合いで使われることが多い。この場合、差別的意図を含む場合が多い。)
- ネットキムチ(韓国の象徴であるキムチであり上記の在日と同じニュファンスを含む。)
- 嫌日厨(日本を嫌う厨房の意)
- ネットアサヒ(ネット掲示板に差別的書込を行った朝日新聞社員に由来、ネトアサとも)ねつ造行動を示す「アサヒる」や「テロ朝」の揶揄もある。
- ネットフジ(ブログに自社を擁護する書込を行ったフジテレビ社員に由来、ネトフジとも)
- テレビ左翼(「ネットは右翼」の反対で「テレビは左翼」の意)
- ネットルーピー(「ネトルピ」とも。鳩山由紀夫首相をワシントンポストが“Loopy(狂った、混乱した)”と評したことに由来。この場合、民主党(元)政権を擁護し、自民党を執拗に攻撃する人を指す)
- ジミンガー(民主党(元)政権が失態を演じる度に、その原因・責任を過去の自民党政権や野党・自民党に押し付ける行為、もしくはそういった行為を行う人物・集団のこと)
- ジミンモー(ジミンガーからの派生語。民主党(元)政権や、民主党(元)議員が犯した失態に対し、過去の自民党の事例を論って「自民もやっていた」などと自らへの責めを回避しようとする行為、もしくは民主党(元)支持者が「自民もやっていた(から問題ではない)」などと民主党(元)を擁護する行為・人物・集団のこと)
- アベガー
- アベノセイダーズ
- ミンス(民主党(議員)と朝鮮半島とのつながりを揶揄する語感から派生した、民主党を示す語)
- ミンスン(↑と同様、党名が「民進党」になってからの派生語)
- 強酸、狂惨(日本共産党に対する罵倒用語)
- 捨民(社会民主党に対する罵倒用語)
- 九条真理教(護憲派、特に日本国憲法第9条改正反対派を右派的視点から揶揄する言葉。護憲派の日本国憲法第9条に対する主張を、保守派、右派がカルト教団のように例え揶揄した「オウム真理教」との掛け言葉)
- プロ市民 (左派思想を持ち、反保守的、反保守政党的とされる市民運動(社会運動)を専門的に行っている人物、ならびに支援している人物に対する侮蔑語)
- 志位ルズ (志位和夫とSEALDsを合わせた造語。SEALDsが表向きは自主的な集まりとしながら実際は日本共産党が後方支援していたという主張の元に使われる日本共産党委員長の志位和夫との掛け言葉。)
- ネトウヨアナリスト(「ネット右翼を研究する人たちの総称」実態は「ネット右翼に対するストーカー」の意)
- ケンモメン (嫌儲板住民の蔑称)
- チョンモメン(同上)
その他[編集]
- 一日一韓 - テレビ局の韓国推しを揶揄したもの。「一日一善」をもじっている。「一番組一韓」という言葉もある。
- 人名化した「丘エリー」や「岡恵理」なども一部で使用される場合がある。
- 激しく同意 - 「かなり同感した」の意
- 禿しく同意(禿同・禿堂)や「はげど」なども使われる。
- おまえら、おまいら
- オヤァイ - 加速という意味。
- ウォップ・ホワァイ - 派生で、特に意味は無い。
- ching chang chong(チン チャン チョン)、chan chun chon(チャン チュン チョン)
利用の形態[編集]
これらは、チャットや電子掲示板上での利用が主となるが、ゲームでもチャット機能を備えるものに利用が見られる。特にそのチャットでは、そのゲーム内のみで使用される略語やスラングが多い。また、近年では動画サイトなどの文字を投稿できるサイトに使用されることも多い。特にパソコン側にクライアントソフトウェアをインストールさせる、また課金制の有料サービスでは、コミュニティの健全化や不快なユーザーの締め出しという意図もあって、禁止用語がかなり多岐に渡る傾向が見られ、代替語や置換語など抜け穴を探すユーザーとのいたちごっこといった動きもある。
また感情表現が文字媒体に制約されるインターネットコミュニティに在っては、親しみやすさや感情表現を求めてこういったスラングの利用を行う者もいて、スラングからジャーゴン化したりする傾向も無いではないが、比較的砕けた場の雰囲気を表現するために利用される。
また、いわゆるWeb 2.0などのインターネット上の特定の傾向や思想を批判する造語の類いは、批判者によってブログやニュースメディアであえて公言される例がある。
脚注[編集]
- ↑ 大分県宇佐市がローマ字表記で「USA」となることから駅名標など町おこしとしてあえて混同させているケースもある。星条旗?に自由の女神…大分・宇佐市、「USA」の街
- ↑ The Register: "Wiki-fiddlers defend Clever Big Book"
- ↑ Roufh Type: "Rise of the wikicrats"
- ↑ 毎日新聞 (2013年8月20日). “牧太郎の大きな声では言えないが…:「マスゴミ」”. 毎日新聞 2013年9月19日閲覧。
- ↑ NHKとはどういう事業体なのか
- ↑ 伝説の岡山市/File:01「岡山市は大都会である。」 - 岡山市(インターネットアーカイブ)
- ↑ こちらの本来の意味での正しい読みは「においだま」である。
- ↑ 「サヨク」を「パヨク」と呼び始めたネット論争とその余波 - ZAKZAK、2016年4月1日
- ↑ 元祖電脳アイドル千葉麗子さん“パヨク”の実態暴露 反原発デモ痛感した独善的体質 - 産経ニュース、2016年4月25日
- ↑ なお、インターネット普及以前からの話だが、一時期世界大会等で上位を占めていた卓球中国代表の選手には「張」・「春」・「趙」等という名前が多かった。その為に中国選手が好んで使う、球を上空にトスしてからのカットサーブを、「チャンチュンチョンサーブ」と俗称する。こちらは中傷誹謗の意思を持たない(逆に畏敬の念を含む事もある)。