ソフトウェア

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ソフトウェアは、コンピューターの世界のカテゴリの一つ。

概要[編集]

コンピューターの世界で「機械としてのコンピューター」を金物ハードウェア)と呼んだため、それに対する「ハードでなく、いかようにも修正」なプログラムのことを自然発生的にソフトウェアと呼ぶようになった。世界で最初のソフトウェア工学を名のったのは日本人の和田英一だが、海外の論文に「ソフトウェア」の語をみつけて「みんな同じことを考えるんだなぁ」と思ったそうだ。
基本的に主記憶領域にロード(展開)され、ときにプログラム自身が実行中に書き換えるということも行なわれたためにソフトウェアと呼ばれた。ソフトウェアは物理的な実体を持たない論理的な概念として扱われる[1]
ソフトウェアに、経年劣化や偶発故障は無い。そのため、ソフトウェアの不具合の原因[2]は作成時点ですでに存在しているものであり、他のコピー品にも必ず含まれている。勿論、ソフトウェアを格納する記憶装置の故障によりソフトウェアが壊れることも考えられるが、これはあくまでもハードウェアの故障である。
ROM を焼いて常時 CPU からアクセス可能かつ、通常の記憶領域へのアクセスだけでは書き換えはできず、ハードウェアの一部の様に振る舞うソフトウェアのことを「ファームウェア」とも呼ぶ。ファームウェアを、ソフトウェアで書き換えられるようにしている機器もある。

概要[編集]

参考文献[編集]

脚注[編集]

  1. 実際には電圧や磁気の形で実体があるが、実体としての側面はあくまでハードウェアである。
  2. いわゆ「バグ」。命名者はグレイス・ホッパー。ダイクストラは「バグという言葉は使うな。バグというものはもっと玄妙なものであり、単純に『間違い』と呼べ」と主張した。


関連項目[編集]