Internet Archive

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Internet Archive(インターネットアーカイブ)は、オンラインのアーカイブサイトなどを運営するアメリカの501(c)団体である。インターネット上の情報を保存・アーカイブ化し、一般のユーザーに無料でアクセス可能にすることを目的としている。1996年ブルース・ギルダーマンによって設立され、現在も運営されている。

機能[編集]

Internet Archiveは、ウェブページウェブサイト、画像、音声、動画、書籍、ソフトウェアなど、さまざまなメディア形式のデジタルコンテンツを収集・保存している。これらのコンテンツは、ウェブクローラーまたはユーザーが使用できるアップロードウィザードを介して収集され、アーカイブされる。ユーザーは、Internet Archiveのウェブサイトを通じてこれらのコンテンツにアクセスできる。

また、Internet Archiveは「ウェブページのタイムマシン」としても知られている。過去のウェブページのバージョンを閲覧することができ、ウェブの進化や変遷を追いかけることができる。

利用方法[編集]

Internet Archiveのウェブサイトにアクセスするには、ユーザー登録は不要である。ウェブサイトにアクセスすると、検索ボックスが表示され、ユーザーはキーワードやURLを入力して検索することができる。また、カテゴリごとに閲覧することも可能である。

ユーザーは、収集されたコンテンツを閲覧したり、ダウンロードしたりすることができる。また、ウェブサイトやウェブページのバージョン履歴を参照することもできる。

重要性[編集]

Internet Archiveは、インターネット上の情報を保存・保護する上で重要な役割を果たしている。ウェブページやコンテンツが削除されたり、変更されたりすることがあるため、Internet Archiveによって保存されたコンテンツは、情報の流失や消失から保護される。また、学術研究や歴史研究などの分野では、過去の情報やウェブの変遷を調査するためにInternet Archiveのデジタルアーカイブが貴重な資料となっている。

さらに、著作権の保護期間が終了したパブリックドメインの書籍や映画なども、Internet Archiveに収集され、一般のユーザーに無料で提供されている。これにより、誰もがアクセスできる豊富なコンテンツが提供され、教育や文化の促進に貢献している。

論争[編集]

Internet Archiveは、著作権の侵害やプライバシーの問題についてしばしば議論の的となってきた。一部の著作権保持者は、インターネットアーカイブが彼らの作品を違法に配布していると主張している。また、個人の情報やウェブサイトのコンテンツがアーカイブされることによって、プライバシー侵害の懸念が生じることもある。

Internet Archiveは、著作権法やプライバシーの規制に準拠するよう努めており、侵害の疑いがある場合には対応措置を取ることもある。しかしながら、著作権やプライバシーに関連する問題は継続的な議論の対象であり、今後も解決策が模索されることが予想される。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]