マスコミ

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マスコミ(マスコミュニケーション)とは、マスメディア(新聞・雑誌・ラジオ・テレビ・映画など)を用いて、不特定多数の大衆に情報を伝達する手段あるいは機関・組織のことである。

概要[編集]

人類言語を獲得し、さらに文字を発明することによって狩猟漁業農業工業商業が発達し、行政機関が整備された。しかし、この段階ではマスコミュニケーションの登場はしなかった。交通機関通信機関が未整備であったからである。
マスコミを批判する蔑称として「マスゴミ」(マスコミ+ゴミ)がある。司法・立法・行政は「三権分立」の立場から相互に監視しあう関係にあるが、マスコミはその三権の外にあり、思想家によって「第四権力」として認識されるに至った。これが「マスゴミ」と云われる所以であり、「思想・信条の自由」「表現の自由」「報道の自由」を盾にして三権に対抗している。民法上は「権利の濫用はこれを許さず」と定められているが、「『濫用』の『濫』は当用漢字には入っていない」「『乱用』は目的外の使用をいい、日本国憲法に反する行為である。我々は憲法によって保証された権利を正当に行使しているだけである」と主張するが、「『限度を超えて行使する』のが『濫用』である」といったことは報道せず、センセーショナル(訴求力のある)な話題を報道し、大衆を煽動(アジテーション)したいという思想家のアジトが、いわゆる「マスコミ」の機関であるという意見もある[1]

歴史[編集]

昭和初年において、すでに寺田寅彦が『柿の種』で指摘しているように、いわゆる「ジャーナリズム」によって大衆は動くとみなす傾向があったようである。新聞・雑誌・ラジオ・テレビなどの「マスメディア」によってエスカレートし、「第四権力」「一億総白痴化」などが云われたが、現在はインターネットの普及によって「ネット社会」と云われる時代なので、マスコミ自体に綻びが目立っている。
もはやネットは「マスメディア」なので、「マスコミ」は「ミニコミ」に席を譲ったほうがいいように思う。

脚注[編集]

  1. 東京スポーツ」や「アサヒ芸能」などのゴシップ誌はマスコミのメディアのひとつではあるが、マスメディアとしての機能をちゃんと果たしているという点において「マスゴミ」と断ずるにはあたらないと思われる。