元和 (日本)
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元和(げんな)とは、1615年7月13日(グレゴリオ暦1615年9月5日)から1624年2月30日(グレゴリオ暦1624年4月17日)までの元号である。この間の日本の天皇は後水尾天皇である。
概要[編集]
慶長20年(1615年)7月13日に元和元年と改元される。改元の理由は代始である。元和の出典は権中納言・菅原為経の勘申によるもので、江戸幕府の初代将軍で大御所の徳川家康の命令により、中国の唐の第14代皇帝であった憲宗の元和(806年から820年)が用いられたという。元和の由来は「平和の元」つまり長い戦国時代が終わりを迎え、平和な時代が始まることを宣言するために制定されたという。
元和10年(1624年)2月30日に寛永元年に改元された。
この時代は戦国時代が終焉し、平和な安定した時代が開始された元和偃武の時代である。徳川家康が死去したが、後継者の秀忠、並びに徳川家光の下で江戸幕府の統治はいささかも揺るがず、幕府の支配の強化が推し進められていった。また、上杉景勝や直江兼続、黒田長政といった戦国武将たちが相次いで死没していった年間でもある。