延暦(えんりゃく、正字体:延曆)は、日本の元号の一つ。昭和、明治、応永、平成に次いで、歴代で5番目に長い元号である。天応の後、大同の前。782年から806年までの期間を指す。この時代の天皇は桓武天皇・平城天皇。
天応2年8月19日(ユリウス暦782年9月30日)に延暦元年と改元された。改元の理由は桓武天皇の即位のためである。勘申者並びに延暦の出典に関しては不明だが、『群書治要』二六に「民詠徳政則延期過歴」とあることから、これが出典の可能性がある。この年間に平安京への遷都が行なわれた。
延暦25年5月18日(ユリウス暦806年6月8日)に大同元年と改元された。