応長

出典: 謎の百科事典もどき『エンペディア(Enpedia)』
ナビゲーションに移動 検索に移動

応長(おうちょう)は、日本元号の一つ。延慶の後、正和の前。1311年から1312年までの期間を指す。この時代の天皇は第95代天皇花園天皇[1]。使用期間は11ヶ月と10日[1]

改元[編集]

延慶4年4月28日ユリウス暦1311年5月17日グレゴリオ暦1311年5月25日)に改元される[1]。改元の理由は「病事に依る也」(『一代要記』)にあるように、疫病流行をきっかけとする改元である[1]。応長の出典は『旧唐書』の「応長暦之規、象中月之度、広綜陰陽之数、傍通寒暑之和」である[1]。勘申者は勘解由長官の菅原在兼である[1]。この改元の際には他に「文弘」「正和」「天観」「天寧」「建平」「暦萬」「安長」「祥和」「仁悳」「嘉恵」「長養」「文観」「康永」「久悳」などが候補として挙げられた[1]

応長2年3月20日(ユリウス暦1312年4月27日・グレゴリオ暦1312年5月5日)に正和と改元された[1]

前後[編集]

脚注[編集]

  1. a b c d e f g h 『元号・全247総覧』山本博文編。株式会社悟空出版2017年、225頁

参考文献[編集]