寛平(かんぴょう、かんぺい)は、日本の元号の一つ。仁和の後、昌泰の前。889年から898年までの期間を指す。この時代の天皇は宇多天皇、醍醐天皇。
仁和5年4月27日(ユリウス暦889年5月30日)に寛平元年と改元された。改元の理由は醍醐天皇の即位による。寛平の出典は不明とされているが、『後漢書』郭躬伝に「躬家世掌法、務在寛平」とあり、『漢書』王尊伝に「寛大之政行、和平之気通」とあることから、このどちらかによるものではないかと考えられている。
寛平10年4月26日(ユリウス暦898年5月20日)に昌泰元年と改元された。