文亀(ぶんき)とは、1501年の2月29日から1504年の2月30日までの元号である。この時の天皇は後柏原天皇である。
明応10年(1501年)2月29日に後柏原天皇の代始(即位の翌年)、並びに辛酉革命により改元が行なわれた。文亀の出典は文章博士の菅原和長の勘文にある「璽雅(巻10、釈魚)曰、十朋之亀者、一曰神亀、(中略)五曰文亀、(下略)」である。なお、辛酉革命による改元なので天下の諸社に一階を叙し、また代始改元のため賑給、赦令のことなし、とされたという。
文亀4年(1504年)2月30日に永正元年と改元された。