延長(えんちょう)は、日本の元号の一つ。延喜の後、承平の前。923年から931年までの期間を指す。この時代の天皇は醍醐天皇、朱雀天皇。
延喜23年閏4月11日(ユリウス暦923年5月29日)に延長元年と改元される。改元の理由は旱魃や疾疫(咳病)によるものである。この元号は醍醐天皇の勅勘による。延長の出典は『文選』東都賦、白雉詩の「彰皇徳兮侔周成、永延長兮膺天慶」によるとされる。
延長9年4月26日(ユリウス暦931年5月16日)に承平元年と改元された。