平治
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平治(へいじ)は、日本の元号の一つ。保元の後、永暦の前。1159年から1160年までの期間を指す。この時代の天皇は第78代天皇の二条天皇。
概要[編集]
保元4年4月20日(ユリウス暦1159年5月9日)に平治元年と改元される。改元の理由は二条天皇の即位による代始である。文章博士・藤原俊経の勘文によるもので、『史記』巻2、夏本紀の「天下於是大平治」からである。また、『平治物語』では「平氏繁昌して天下を可治年号かと申せしが、果して源氏滅て平家世を取れり」とあり、この平治は「平氏が天下を治める」元号と見られていたようである。平治2年1月10日(ユリウス暦1160年2月18日)に永暦元年と改元された。
この年間は平治の乱が起こって源義朝をはじめとする源氏一族、藤原信頼ら院近臣などが悉く排除され、勝者となった平清盛の覇権が確立して事実上、武士による政権(平氏政権)が初めて確立した時期にあたる。