グレゴリオ暦
ナビゲーションに移動
検索に移動
グレゴリオ暦(グレゴリオれき)とは、地球が(地球の自転周期を24時間として)およそ365.2421日で太陽の周囲を公転することに基づく太陽暦の暦法に基づく暦。
概要[編集]
現在、日本を含む世界中のほとんどの国での年月の裏付けとなる暦である。
但し、(地球の衛星である)月の運行は生活において重要であるため、グレゴリオ暦には月の運行に関する式もあり、復活祭(イースター)の計算に使われている。
歴史[編集]
ローマ教皇グレゴリオ13世の命により、ユリウス暦を改良して1582年に制定されたものである。
ユリウス暦では、4年に一度の閏年しか定められていなかったため、ユリウス暦が制定されて1600年以上経った16世紀後半には実際の天体の運動とのずれが10日を超えていた。このため、グレゴリオ暦では西暦年を400で割って100、200、300のいずれかが余る年は閏年ではなく平年とすることとした。また、すでに蓄積されているずれは、グレゴリオ暦の導入時に、1582年10月4日の次の日を同年10月15日とすることによって修正した。
グレゴリオ暦はカトリックの国々から徐々に広まり、20世紀初頭には世界のほぼ全ての国が採用した。
各国の採用[編集]
- 日本では太陰太陽暦の明治5年12月2日の翌日を明治6年1月1日とすることで採用した。
- 大韓帝国は発足前年の1896年に採用した。
- 中国では、民国紀元の1912年1月より採用した。
- ソビエト連邦は、1918年のロシア革命成功時より、ロシア帝国のユリウス暦を改めた。したがって「三月革命」が何月なのかという混乱が生じる。
- サウジアラビアでは、2016年に、それまでのヒジュラ暦から改めた。