大化
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大化(たいか)とは、645年の6月19日から650年の2月15日までの元号である。この時の天皇は孝徳天皇である。
概要[編集]
皇極天皇の4年(645年)の6月19日(新暦で7月17日)に建てられた元号。日本初となる元号である。勘文は無い。出典は『尚書』大誥 「肆予大化誘我友邦君」と言われるが定かではない。他に『荀子』『孔子家語』『漢書』『三国志』『宋書』『晋書』『北史』『文選』などに大化の例があり、これらのいずれかが出典の可能性もある。
『日本書紀』における元号の初めでもある。日本書紀では孝徳天皇の即位、あるいは大化の改新による改新政府の発足により元号が制定されたように記録されている。ただし、大化の元号が使用されたか否かに関しては疑問視する向きもあり、8世紀末の日本書紀編纂による述作、あるいは遡っての制定とする見解もある。
なお、改元前の6月12日から6月13日に起こった乙巳の変から始まる一連の政治改革を、この元号を冠して大化の改新と呼んでいる。
一般的に読みは「たいか」だが、「たいくわ」「だいくわ」とも読まれていたことが『本朝年代歴』『年号読様』から確認される。
大化6年(650年)2月15日に白雉元年と改元された。約4年8か月にわたり大化は使用されたことになる。