保元(ほうげん、ほげん)は、日本の元号の一つ。久寿の後、平治の前。1156年から1159年までの期間を指す。この時代の天皇は第77代天皇の後白河天皇、第78代天皇の二条天皇である。
久寿3年4月27日(ユリウス暦1156年5月18日)に保元元年と改元される。改元の理由は後白河天皇の即位による代始である。保元の出典は式部大輔・藤原永範の勘文にある『顔氏家訓』文章篇9の「以保元吉也」からである。保元4年4月20日(ユリウス暦1159年5月9日)に平治元年と改元された。
この年間は保元の乱が起こるなど、武士の勢力が台頭してゆく時期にあたる。