正中 (元号)
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正中(しょうちゅう)は、日本の元号の一つ。元亨の後、嘉暦の前。1324年から1326年までの期間を指す。この時代の天皇は第96代天皇の後醍醐天皇。鎌倉幕府の征夷大将軍は第9代将軍の守邦親王。執権は第14代執権の北条高時。
概要[編集]
元亨4年12月9日(ユリウス暦1324年12月25日)に正中元年と改元される。改元の理由は甲子革令並びに風水難によるものである。勘申者は文章博士の藤原有正。正中の出典は『易経』の「見竜在田、利見大人、何謂也、子曰、竜徳而正中者也」からである。正中3年4月26日(ユリウス暦1326年5月28日)に嘉暦元年と改元された。
この年間に後醍醐天皇が側近の日野資朝や日野俊基らと鎌倉幕府を倒幕するための計画を企て、それが幕府に漏れて鎮圧される正中の変が起きている。ただし変事自体は正中に改元前の元亨4年9月に起きている。これは12月に改元されて元亨が消滅したため、改元された正中が採用されているためである。