延宝(えんぽう)とは、1673年9月21日(グレゴリオ暦1673年10月30日)から1681年9月29日(グレゴリオ暦1681年11月9日)までの元号である。この間の日本の天皇は霊元天皇である。
寛文13年(1673年)9月21日に延宝元年と改元された。改元の理由は霊元天皇の即位及び京都で発生した大火事、それに伴う内裏の炎上と諸国で相次ぐ洪水などの災異によるものである。延宝の出典は権中納言・菅原為庸の勘申によるもので、『隋書』音楽志の「分四序、綴、三光、延、寳(宝)祚、渺無疆」からである。
延宝9年(1681年)9月29日に天和と改元された。
この時代は延宝8年(1680年)に第4代将軍・徳川家綱が死去し、弟の綱吉が第5代将軍に就任している。