延喜(えんぎ)は、日本の元号の一つ。昌泰の後、延長の前。901年から923年までの期間を指す。この時代の天皇は醍醐天皇。この時代は形式的ながらも天皇親政が行われたが、のちにこれを延喜の治と呼ぶようになり、天暦の治とともに理想的な治世として賞賛されるようになった。
昌泰4年7月15日(ユリウス暦901年8月31日)に延喜元年と改元された。改元の理由は辛酉革命・昌泰の変・老人星・逆臣などによる。勘申者は不明で、延喜の出典は『尚書』旋璣鈐の「禹開龍門、導積石、玄圭出、刻曰、延喜玉受德、天賜佩」とされている。
延喜23年閏4月11日(ユリウス暦923年5月29日)に延長元年と改元された。