大阪市高速電気軌道

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大阪市高速電気軌道株式会社
Osaka Metro Co., Ltd.
種類株式会社
市場情報非上場
略称Osaka Metro
大阪地下鉄
本社所在地日本国旗.png日本
550-8552
大阪府大阪市西区3-19-6
設立2017年平成29年)6月1日
業種陸運業
事業内容旅客鉄道事業 他
代表者代表取締役会長 河井英明
資本金2500億円
従業員数5,000名
決算期3月31日
主要株主大阪市 100%
主要子会社大阪シティバス
大阪メトロサービス
大阪地下街
外部リンク[1]

大阪市高速電気軌道 (おおさかしこうそくでんききどう) とは、大阪府大阪市に本社をおく軌道・鉄道事業者。大阪市内を中心に地下鉄を運行している。2018年4月1日付で大阪市交通局の一事業である 「大阪市営地下鉄」 (おおさかしえいちかてつ) から民営化し、現名に改称。略称は 「大阪地下鉄」 (おおさかちかてつ) 、愛称は 「Osaka Metro」 (オオサカメトロ) [1]。以前の名前は「大阪市営地下鉄」だった。西大阪高速鉄道阪神なんば線大阪難波西九条間)と大阪高速鉄道(大阪モノレール)とは異なります

歴史[編集]

民営だが、上記の通り2018年4月1日以前は大阪市営だった。

因みに東京の地下鉄は、東京都東京メトロへの吸収を拒否する勢力や都営一元化を考える勢力があるため、なおも一元化されないままである。大阪では一括民営化された一方、民営化前より近鉄難波線阪神なんば線といった直接競合路線があり、建設中のなにわ筋線も一元網に組み入れられない予定である。

2018年4月1日の動き[編集]

この日はOsaka Metroとしての初日だったこともあり、なかもず駅住之江公園駅大日駅などでは始発列車の発車時間に合わせて出発式が開かれ、なかもず駅では社長の挨拶とテープカットが、それ以外でも運転士へのマスコンハンドルキーの授与と駅長へのヘッドマーク贈呈が行われた。

なお、市営地下鉄としての最終日となった3月31日はなかもず駅で最終電車の到着に合わせて到着式が開かれ、交通局長から最終電車の運転士・車掌に花束が贈呈された。

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保有路線・運行区間[編集]

大阪の都心部では、東西方向に地下鉄3路線、南北方向に地下鉄4路線、ほぼ碁盤目状の路線網を有している。郊外にも、地下鉄1路線と、AGT(新交通システム)1路線があり、計9路線の運行を行っている。

なお大阪都心貫通路線には、Osaka Metroの管轄外で、JR東西線、京阪中之島線、京阪本線、阪神なんば線+近鉄難波線の4路線がある。

地下鉄
昼間の本数は新大阪〜天王寺間は毎時15〜16本程度、残りの区間、千里中央〜新大阪間と天王寺〜なかもず間は毎時7〜8本程度。両数は10両。地下鉄の中では日本最大の輸送量を誇る路線である[2]
昼間の本数は毎時8本程度。両数は6両。天王寺 - 平野間のほとんどは南海平野線からの移管。
昼間の本数は毎時10本程度。両数は6両。
昼間の本数は近鉄線含め毎時8本程度、うち半数は生駒駅で折り返す。両数は6両。
昼間の本数は毎時8本程度。両数は4両。
昼間の本数は毎時9本程度、うち3本は天神橋筋六丁目で折り返し、3本は阪急千里線・北千里駅に、残り3本は淡路駅から阪急京都線に入り高槻市駅まで直通。また一部時間帯で京都河原町駅発着の準急が設定されているが、地下鉄線内は各駅に停車する。両数は8両。
昼間の本数は毎時8本程度。両数は4両。
昼間の本数は毎時6本程度。両数は4両。
新交通システム
昼間の本数は毎時10本程度。両数は4両。

直通先[編集]

駅の所在地[編集]

以下に示す区間以外はすべて大阪市に所在。

御堂筋線と谷町線は両端の終点の駅が大阪市外にある。

なお、Osaka Metroの駅はすべて大阪府内に所在し、東京メトロ都営地下鉄のように隣県に所在する駅はない[3]

運用車両[編集]

自社保有[編集]

第三軌条方式
架空電車線方式
鉄輪式リニアモーター方式
新交通システム

乗り入れ車両[編集]

北大阪急行電鉄(御堂筋線)
近畿日本鉄道(中央線)
阪急電鉄(堺筋線)

過去の車両[編集]

その他[編集]

脚注[編集]

  1. 愛称はアルファベット表記が正式で、 「大阪メトロ」 と表記するのは正式なものではない。なお、Osaka Metroは 「大阪地下鉄」 と 「大阪メトロ」 の両方を商標出願している。
  2. 東京は大阪より大きな都市だが、御堂筋線一極集中の大阪と異なり、複数の路線に乗客が分散する傾向がある。
  3. 例えば、東京メトロ東西線の一部の駅が千葉県浦安市船橋市に所在する。加えて、御堂筋線北進計画時に市営電車線の無かった吹田市域への延伸に当時の市交通局が消極的だった経緯から、同様に市営電車線の無かった隣県の尼崎市への延伸も民営化前は渋ったと思われる。

外部リンク[編集]

日本の主な鉄道事業者
JR
JR旅客 JR北海道 - JR東日本 - JR東海 - JR西日本 - JR四国 - JR九州
貨物 JR貨物
大手私鉄
関東地方 東武鉄道 (東武) - 京成電鉄 (京成) - 西武鉄道 (西武) - 京王電鉄 (京王) - 小田急電鉄 (小田急) - 東急電鉄 (東急) - 京浜急行電鉄 (京急) - 東京地下鉄 (東京メトロ) - 相模鉄道 (相鉄)
中部地方 名古屋鉄道 (名鉄)
近畿地方 近畿日本鉄道 (近鉄) - 京阪電気鉄道 (京阪) - 阪急電鉄 (阪急) - 阪神電気鉄道 (阪神) - 南海電気鉄道 (南海) - 大阪市高速電気軌道 (Osaka Metro)
九州地方 西日本鉄道 (西鉄)
準大手私鉄
関東地方 新京成電鉄 (新京成)
近畿地方 北大阪急行電鉄 (北急) - 泉北高速鉄道 (泉北高速) - 山陽電気鉄道 (山陽) - 神戸高速鉄道
公営鉄道
東北・北海道地方 札幌市営地下鉄 - 札幌市電 - 函館市電 - 仙台市営地下鉄
関東地方 都営地下鉄 - 東京都電車 - 横浜市営地下鉄
中部地方 名古屋市営地下鉄
近畿地方 京都市営地下鉄 - 神戸市営地下鉄
九州地方 福岡市地下鉄 - 熊本市電 - 鹿児島市電


狭義1
公営

札幌市 - 仙台市 - 東京都 - 横浜市 - 名古屋市 - 京都市 - 神戸市 - 福岡市
民営・第三セクター等

東京地下鉄(東京都他) - 東京臨海高速鉄道(東京都他) - 横浜高速鉄道(横浜市他) - 埼玉高速鉄道(川口市他) - 東葉高速鉄道(船橋市他) - 北総鉄道(松戸市他) - 大阪市高速電気軌道(大阪市) - 広島高速交通(広島市他)広島新交通1号線
広義2
民営・第三セクター等

上飯田連絡線(名古屋市他)名鉄小牧線名古屋市営地下鉄上飯田線 - 中之島高速鉄道(大阪市他)京阪中之島線 - 西大阪高速鉄道(大阪市他)阪神なんば線 - 関西高速鉄道(大阪市他)JR東西線 - 神戸高速鉄道(神戸市他)神戸高速線
実質

西武有楽町線3 - 京王新線3 - 京王線3・4 - 京王相模原線3 - 小田急小田原線3・4 - 東急田園都市線3・4 - 東急目黒線3 - 京急本線3 - JR石北本線4 - JR千歳線支線4 - JR仙石線4 - JR成田線空港支線4 - JR東北新幹線4 - JR埼京線4 - JR京葉線4 - JR総武本線4 - JR横須賀線4 - JR武蔵野線4 - JR東海道本線支線4 - 首都圏新都市鉄道つくばエクスプレス4 - 芝山鉄道線4 - 京成東成田線4 - 京成成田空港線4 - 京成本線4 - 京成押上線4 - 東武伊勢崎線4 - 東急東横線4 - 東急池上線4 - 東急大井町線4 - 東急多摩川線4 - 東京モノレール羽田空港線4 - 京急空港線4 - 京急大師線4 - 相鉄新横浜線4 - 相鉄本線4 - 相鉄いずみ野線4 - 長野電鉄長野線4 - 北陸鉄道浅野川線4 - 愛知高速交通東部丘陵線4 - 名鉄名古屋本線4 - 名鉄瀬戸線4 - 名鉄小牧線4 - 名鉄豊田線4 - 豊鉄渥美線4 - 近鉄名古屋線4 - 京阪鴨東線4 - 京阪本線4 - 京阪京津線4 - 阪急京都線4 - 阪急千里線4 - 北大阪急行電鉄南北線4 - JR大和路線4 - 近鉄けいはんな線4 - 近鉄難波線4 - 近鉄大阪線4 - 近鉄奈良線4 - 阪神本線4 - 山陽電鉄本線4 - 神戸電鉄有馬線4
関連項目

鉄道事業法 - 軌道法 - 地下鉄等旅客車 - 第三軌条方式 - 鉄輪式リニアモーターカー
1日本地下鉄協会の分類。21以外の地下高速鉄道整備事業費補助制度適用対象事業者。

3都市交通審議会答申で地下鉄路線と一体ルートの地下区間を持つ路線。
4連続立体交差事業等により地下化の上で地下区間を持つ路線。
太字は地下高速鉄道整備事業費補助制度適用対象事業者。印は施設保有のみ行う事業者。

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