西武有楽町線

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西武鉄道
SI西武有楽町線
基本情報
日本国旗.png日本
所在地 東京都練馬区
起点 練馬駅
終点 小竹向原駅
駅数 3駅
路線記号 SI
開業 1983年昭和58年)10月1日
全通 1994年平成6年)12月7日
所有者 西武鉄道
運営者 西武鉄道
使用車両 使用車両の節を参照
路線諸元
路線距離 2.6 km
軌間 1,067 mm
線路数 複線
電化方式 直流1,500 V 架空電車線方式
閉塞方式 車内信号閉塞式
保安装置 CS-ATC(ATC-4型)

西武有楽町線(せいぶゆうらくちょうせん)は、東京都練馬区西武鉄道練馬駅から小竹向原駅までを結ぶ西武鉄道の鉄道路線。

概要[編集]

練馬駅周辺の一部を除いて、ほとんどが地下を走る路線で、西武鉄道池袋線系統と東京メトロ有楽町線副都心線を接続するための路線といえる。自路線だけの運行は存在せず、他路線への直通運行が主体だが、練馬駅で接続する西武豊島線への直通列車はない。また、2023年3月18日に開業した相鉄・東急直通線は相鉄新横浜線・東急新横浜線との直通運転は行わないが、東急線内で同一ホーム乗換えが可能である。

沿革[編集]

1962年に制定された「都市交通審議会答申第6号」によると、東京地下鉄8号線(現 : 東京メトロ有楽町線)の計画が初めて示された。その当時の計画では、西武池袋線中村橋駅から目白飯田橋浅草橋を経由して錦糸町までを結ぶ路線とされており、これが本路線のルーツになったものと考えられる。その後、数度にわたる経路変更が行われ、1972年に示された「都市交通審議会答申第15号」にて起点が中村橋から保谷に変更され、向原・池袋・永田町・有楽町を経由して湾岸まで至る路線計画となり、当路線の実際の開通ルートと同等になった。

1980年に建設が開始された。当初は営団成増(現 : 地下鉄成増駅) - 有楽町線池袋間と小竹向原 - 練馬間の同時開業を目指したが、練馬駅周辺の建設が難航したため、当初計画にはなかった練馬区桜台付近に駅を設けて対応することになる。これがダイヤ乱れ時に電車が来なくなることで有名な新桜台駅である。1983年(昭和58年)10月1日に小竹向原 - 新桜台間が先行開業した。西武鉄道の路線であるが、練馬駅側と線路がつながっていないため、新桜台駅に西武鉄道の車両は入線することができず、営団地下鉄の7000系電車を使用した片乗り入れとなった。しかし西武鉄道は7000系電車のうち10両1編成を借りてしのいだ。1994年には有楽町新線の開業に合わせて新桜台 - 練馬間も開業したが、1994年の時点ではまだ練馬~当駅間は暫定開通扱いの単線であり、西武池袋線方面との相互直通は始まっていなかった。1998年になってようやく暫定部分が複線化され、西武池袋線との相互直通が始まった。

その後は2008年の副都心線開通や、2013年の副都心線開業および東急東横線への直通開始により、ダイヤや車両も大きく変化している。当初副都心線開業前は有楽町線とのみ直通運転をしていた為に西武有楽町線となった。

年表[編集]

運行形態[編集]

S-TRAIN

小竹向原は運転停車、練馬は平日夕方の下り方面のみ客扱いを行う。有料列車であるため、座席指定料金が必要。

快速急行

新桜台を通過する。大多数の列車が小手指駅から副都心線・東横線経由で元町・中華街駅までを結んでおり、日中時間帯に運行する列車にはFライナーという愛称がつけられている。

快速・準急・各停

線内は各駅に停車する。東急へは快速急行同様、東横線直通のみ設定している。

日中時間帯の上り運転本数(2022年3月現在)
種別/行先 ←直通 SI06
練馬
SI06
小竹向原
直通→ 本数[1]
運行区間 小手指 元町・中華街 2本
小手指 新木場 2本
保谷 新木場 2本
石神井公園 元町・中華街 2本
日中時間帯の下り運転本数(2022年3月現在)
種別/行先 ←直通 SI06
練馬
SI06
小竹向原
直通→ 本数[2]
運行区間 小手指 元町・中華街 2本
石神井公園 元町・中華街 1本
小手指 新木場 2本
保谷 新木場 2本
石神井公園 元町・中華街 1本

車両[編集]

以下の車両が運行されている。副都心線直通は8・10両編成が、有楽町線直通は10両編成のみが使用されている。

過去の車両[編集]

駅一覧[編集]

  • 全駅東京都練馬区内に所在。
  • 停車駅 … ●: 停車、|: 通過、◇:運転停車、☆:平日下りのみ停車・降車のみ客扱いでそれ以外は運転停車
  • 有料座席指定列車「S-TRAIN」は本路線を経由するが、平日夕方の下りを除き、練馬駅[3]・小竹向原駅は運転停車のみ[4]で、新桜台駅は通過するため、本路線内での乗降はできない。S-TRAINと快速急行以外の種別(準急・快速・急行〈臨時〉・各駅停車)はすべて全駅に停車する。
  • 駅番号2013年3月までに順次導入された[5]
  • 小竹向原駅は西武鉄道で唯一の他社管理委託駅である。多摩川線武蔵境駅がJR中央線のホームと共用していた2000年代前半までは武蔵境駅はJR東日本(前身の日本国有鉄道含む)、小竹向原駅は東京メトロ(前身の帝都高速度交通営団含む)による管理委託駅であった。
駅番号 駅名 駅間キロ 累計キロ 快速急行 S-TRAIN 接続路線
SI06 練馬駅 - 0.0 西武鉄道SI 池袋線飯能駅〈土休日のS-TRAINのみ SI 西武秩父線西武秩父駅〉まで直通運転)・SI 豊島線
都営地下鉄E 大江戸線 (E-35)
SI38 新桜台駅 1.4 1.4  
SI37 小竹向原駅 1.2 2.6 東京地下鉄Y 有楽町線 (Y-06)(新木場駅まで直通運転
F 副都心線 (F-06)(渋谷駅TY 東急東横線経由 MM みなとみらい線元町・中華街駅まで直通運転

脚注[編集]

[ヘルプ]
  1. 1時間当たり
  2. 1時間当たり
  3. 平日夕方の小手指行のみ、練馬駅で客扱いを行う。
  4. 練馬駅は保安装置の切り替え(ATSATC)のため、小竹向原駅は乗務員交代のため。
  5. 西武線全駅で駅ナンバリングを導入しますPDF - 西武鉄道、2012年4月25日閲覧。
現有路線
池袋線系統 SI 池袋線 - SI 西武秩父線 - SI 西武有楽町線 - SI 豊島線 - SI 狭山線 - SY 山口線新交通システム「レオライナー」)
新宿線系統 SS 新宿線 - SS 拝島線 - SK 国分寺線 - SK 西武園線 - ST 多摩湖線
孤立路線 SW 多摩川線
譲渡・廃止路線
現・西武鉄道 新宿軌道線 - 山口線軽便鉄道「おとぎ列車」) - 安比奈線
旧・西武鉄道 大宮線
計画線・未成線 村山線