京阪京津線
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京阪電気鉄道 OT 京津線 | |
---|---|
京津線で使用されている800系。現在営業運転についている車両は緑色の塗装に変更されている | |
基本情報 | |
国 | 日本 |
所在地 | 京都府、滋賀県 |
種類 | 軌道 |
路線網 | 大津線 |
起点 | 御陵駅 |
終点 | びわ湖浜大津駅 |
駅数 | 7駅 |
路線記号 | OT |
開業 | 1912年8月15日 |
全通 | 1925年5月5日 |
部分廃止 | 1997年10月12日 |
所有者 | 京阪電気鉄道 |
運営者 | 京阪電気鉄道 |
車両基地 | 四宮車庫 |
使用車両 | 使用車両の節を参照 |
路線諸元 | |
路線距離 | 7.5 km |
軌間 | 1,435 mm (標準軌) |
線路数 | 複線 |
電化方式 | 直流1,500 V 架空電車線方式 |
最大勾配 | 61 ‰ |
最小曲線半径 | 40 m |
閉塞方式 | 自動閉塞式 |
保安装置 | 京阪型速度照査ATS |
最高速度 | 75 km/h[1] |
京阪京津線(けいはんけいしんせん)は、京都府京都市山科区の御陵駅から滋賀県大津市のびわ湖浜大津駅までを結ぶ京阪電気鉄道の軌道路線である。石山坂本線と合わせて大津線と総称される。
概要[編集]
かつては京阪の京都側ターミナルである三条駅まで線路があった。京都市営地下鉄東西線の建設時、東西線と競合する区間でかつ渋滞時に難渋する道路併用軌道区間だった三条 - 御陵間が廃止され、京津線の電車は東西線に乗り入れることとなった。これまでは三条以遠の京阪本線各駅まで通しの料金で乗車できたが、同区間が京阪から離れ、JRグループで伊勢鉄道線を通過する時のようなキロ通算運賃を設定しなかったために「京津線の初乗り」と「京阪本線の初乗り」、もちろん「東西線の初乗り」も支払わなければならなくなり、利用者の負担額は大きくなった。JR琵琶湖線と比べて「京都市内の繁華街に直結する」こと以外で所要時間や運賃、輸送力で敵わなくなっている。また、この地下鉄乗り入れにより、本来なら2両編成でも問題ないところを地下鉄で2両は流石にヤバイということで無理矢理4両編成になった。その弊害で1時間あたりの列車の本数も4本から3本に削減された。地下鉄直通なんてしなければ毎時4本で利用しやすかったのに…本当に迷惑でしかない。だが、4両編成に増強されたことで1時間あたりの本数は減ったが、輸送力は客が減ったということもあり相対的にも大きくなった。
東西線開業前 | 東西線開業後 | ||
---|---|---|---|
1995年9月[2] | 1997年10月12日[3] | 2014年4月1日現在[4] | |
三条(四条[注釈 1]) - 浜大津[注釈 2]間 | 300 (380) 円 | 390 (540) 円 | 430 (580) 円 |
淀屋橋 - 浜大津間 | 690円 | 790円 | 840円 |
淀屋橋 - 四宮間 | 620円 | 720円 | 770円 |
路線データ[編集]
- 路線距離(営業キロ):7.5 km
- 軌間:1435mm
- 駅数:7駅(起終点駅含む。地下駅1駅・地上駅6駅)
- 複線区間:全線
- 電化区間:全線電化(直流1500V)
- 閉塞方式:自動閉塞式
- 保安装置:京阪型速度照査ATS
- 最高速度:75 km/h
- 最急勾配:61‰
- 最小曲線:半径40m
駅一覧[編集]
現存区間[編集]
- 普通列車のみ運転、全列車各駅に停車。
- 京都市営地下鉄東西線については「京都市営地下鉄東西線」の項を参照。
駅番号 | 駅名 | 駅間キロ | 営業キロ | 接続路線・備考 | 所在地 | |
---|---|---|---|---|---|---|
T 08 | 御陵駅 | - | 0.0 | 京都市営地下鉄:東西線(太秦天神川駅まで直通運転) | 京都府 | 京都市山科区 |
OT31 | 京阪山科駅 | 1.5[※ 1] | 1.5 | 西日本旅客鉄道:東海道本線(A 琵琶湖線)・B 湖西線(山科駅) 京都市営地下鉄:T 東西線(山科駅:T 07) | ||
OT32 | 四宮駅 | 0.6 | 2.1 | |||
OT33 | 追分駅 | 1.3 | 3.4 | 滋賀県 | 大津市 | |
OT34 | 大谷駅 | 1.6 | 5.0 | |||
OT35 | 上栄町駅 | 1.7 | 6.7 | 西日本旅客鉄道:東海道本線(A 琵琶湖線) ⇒大津駅[※ 2] | ||
OT12 | びわ湖浜大津駅 | 0.8 | 7.5 | 京阪電気鉄道:■ 石山坂本線 2018年3月に駅名を「浜大津駅」から変更。 |
現存区間の廃止駅[編集]
現存区間の過去の接続路線[編集]
廃止区間[編集]
- 取り消し線を引いた駅はこの区間の廃止前に廃止された駅。名称は廃止時点のもの。
- 現存区間の御陵 - びわ湖浜大津間は前節を参照。
駅名 | 駅間キロ | 営業キロ | 接続路線・備考 | 所在地 | |
---|---|---|---|---|---|
京津三条駅 | - | 0.0 | 京阪電気鉄道:京阪本線・鴨東線 | 京都府京都市 | 東山区 |
東山三条駅 | 0.6 | 0.6 | 京都市電:東山線(1978年9月30日まで) | ||
1944年廃止 | |||||
1931年廃止 | |||||
蹴上駅 | 1.0 | 1.6 | 京都市電:蹴上線(1945年2月1日まで) | ||
九条山駅 | 0.9 | 2.5 | 山科区 | ||
日ノ岡駅 | 1.0 | 3.5 | |||
御陵駅 | 0.4 | 3.9 |
脚注[編集]
注釈[編集]
出典[編集]
- ↑ 鉄道ピクトリアル 臨時増刊号 京阪電気鉄道 2009年 08月号
- ↑ 1995年9月1日実施。『1995京阪時刻表』京阪電気鉄道 1995年7月
- ↑ 『JTBの運賃表』第17号 日本交通公社 1998年
- ↑ 京阪電気鉄道 公式サイト