天神橋筋六丁目駅
天神橋筋六丁目駅 | |
---|---|
てんじんばしすじ6ちょうめ Tenjimbashisuji 6-chome | |
所在地 | 大阪市北区天神橋六丁目 |
所属事業者 | 大阪市高速電気軌道 (Osaka Metro) 阪急電鉄 |
駅構造 | 地下駅 |
ホーム | 計2面4線 |
乗車人員 -統計年度- | (阪急)8,480人/日 (Osaka Metro)19,967人/日(降車客含まず) -2018年(阪急)- -2019年(Osaka Metro)- |
乗降人員 -統計年度- | (阪急)16,940人/日 (Osaka Metro)39,545人/日 -2018年(阪急)- -2019年(Osaka Metro)- |
開業年月日 | 1925年(大正14年)10月15日 |
乗入路線 3 路線 | |
所属路線 | T Osaka Metro谷町線 |
駅番号 | T18 |
キロ程 | 8.5km(大日起点) |
◄T17 都島 (1.3km) (0.8km) 中崎町 T19► | |
所属路線 | K Osaka Metro堺筋線* |
駅番号 | K11 |
キロ程 | 0.0km(天神橋筋六丁目起点) |
(0.7km) 扇町 K12► | |
所属路線 | HK 阪急千里線* |
キロ程 | 0.0km(天神橋筋六丁目起点) |
(2.2km) 柴島 HK-87► | |
備考 | 共同使用駅(Osaka Metroの管轄駅) |
* 両線で相互直通運転実施 | |
天神橋筋六丁目駅(てんじんばしすじろくちょうめえき)は、大阪府大阪市北区天神橋六丁目にある大阪市高速電気軌道(Osaka Metro)・阪急電鉄の鉄道駅 (旅客駅)である(共同使用駅)。略称は「天六」。後述。
概要[編集]
Osaka Metroは谷町線と堺筋線が、阪急は千里線が、それぞれ乗り入れている。このうち堺筋線と千里線は当駅が相互直通運転の境界駅となっている。駅番号は以下の通り。
- 谷町線 - T18
- 堺筋線 - K11
阪急には駅番号が割り当てられておらず、旅客案内では堺筋線と同じK11を用いている。
両路線とも島式ホーム1面2線の地下駅である。堺筋線・阪急千里線ホームはOsaka Metroと阪急の共同使用駅で、Osaka Metroが管轄している。当駅でOsaka Metroと阪急電鉄の乗務員が交代する。当駅を境に終点の北千里駅まで相互直通運転を行っており、同一ホームに発着する。また、一部の列車は淡路駅から京都本線に直通し高槻市駅まで(平日ダイヤの夕方ラッシュ時[1]と土曜・日曜・祝日ダイヤの日中の時間帯[2]は堺筋準急が京都河原町駅まで[3])運転されている。
駅の近くには天神橋筋商店街があるほか、大阪環状線の天満駅にも近い。
都島方面、本町方面などへの市内電車中心の駅である。
駅構造[編集]
地下1階に谷町線の改札1ヶ所と堺筋線の改札2ヶ所が、地下2階に堺筋線の1面2線のホームが、地下3階に谷町線の1面2線のホームが設置されている。
発車する列車[編集]
路線・方向順に記す。方向欄の数字は停車駅間距離[km]を表す[4]。
種別 | 方向 | 本数 |
---|---|---|
備考 | 乗場 | |
阪急千里線 淡路方面 | ||
準急 普通 |
天神橋筋六丁目 2.2 柴島 1.3 淡路 0.9 下新庄 | 3本/時 |
北千里行。 各駅停車。 |
堺筋 2番線 | |
準急 | 天神橋筋六丁目 3.5 淡路 2.1 上新庄 6.6 南茨木 | 夕方のみ |
京都河原町行。 時間帯限定で発車する優等列車。 |
堺筋 2番線 | |
普通 | 天神橋筋六丁目 2.2 柴島 1.3 淡路 2.1 上新庄 | 3本/時 |
高槻市行など。 阪急京都本線へ直通する各駅停車。 |
堺筋 2番線 | |
谷町線上り 守口・大日方面 | ||
谷町線 | 天神橋筋六丁目 1.3 都島 1.3 野江内代 0.8 関目高殿 | 10本/時 |
大日行など。 各駅停車。 |
谷町 2番線 | |
堺筋線下り 堺筋本町・天下茶屋方面 | ||
準急 普通 |
天神橋筋六丁目 0.7 扇町 0.6 南森町 1.0 北浜 | 9本/時 |
天下茶屋行。 各駅停車。 |
堺筋 1番線 | |
谷町線下り 天王寺・八尾南方面 | ||
谷町線 | 天神橋筋六丁目 0.8 中崎町 1.0 東梅田 1.2 南森町 | 10本/時 |
八尾南行など。 各駅停車。 |
谷町 1番線 |
各方面への本数・推奨ルート[編集]
- 高槻方面
- 堺筋線の駅から、夕方限定で準急が発車する。日中は普通電車を利用し、淡路で優等列車に乗換える。
- 千里山方面
- 堺筋線の駅から、毎時3本発車する。また、淡路から上新庄方面に向かう列車も毎時3本ある。
- 野江方面
- 谷町線の駅から、毎時10本発車する。
- 大阪都心方面
- 天満や本町へは、堺筋線が便利。毎時9本発車する。
- 梅田へは、谷町線が便利。毎時10本発車する。
時刻毎の本数[編集]
種別 | 行先 | 各時刻帯の時間あたりの本数 | |||||||||||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 | 17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 | 0 | 1 | 2 | ||
普通 |
北千里 |
5 | 7 | 7 | 7 | 4 | 3 | 3 | 3 | 3 | 3 | 4 | 7 | 6 | 5 | 6 | 5 | 5 | 4 | 5 | |||||
準急 |
京都河原町 |
1 | 3 | 3 | |||||||||||||||||||||
普通 |
高槻市 正雀,etc |
1 | 4 | 5 | 9 | 5 | 4 | 3 | 3 | 3 | 3 | 3 | 2 | 3 | 2 | 5 | 2 | 1 | 1 | ||||||
淡路 | 1 | ||||||||||||||||||||||||
谷町線 |
大日 |
3 | 6 | 11 | 13 | 10 | 10 | 10 | 10 | 10 | 10 | 10 | 10 | 9 | 9 | 10 | 11 | 10 | 9 | 6 | 2 | ||||
都島 | 3 | 10 | 7 | 1 | 8 | 9 | 6 | 1 | |||||||||||||||||
準急 普通 |
天下茶屋 |
6 | 9 | 16 | 17 | 14 | 10 | 9 | 9 | 9 | 9 | 11 | 12 | 14 | 15 | 13 | 9 | 6 | 5 | 5 | 1 | ||||
谷町線 |
八尾南 喜連,etc |
5 | 10 | 19 | 21 | 12 | 10 | 10 | 10 | 10 | 10 | 10 | 13 | 18 | 17 | 15 | 11 | 10 | 8 | 5 |
種別 | 行先 | 各時刻帯の時間あたりの本数 | |||||||||||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 | 17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 | 0 | 1 | 2 | ||
普通 |
北千里 |
5 | 5 | 6 | 4 | 3 | 3 | 3 | 3 | 3 | 3 | 3 | 3 | 3 | 3 | 3 | 4 | 5 | 5 | 5 | |||||
準急 |
京都河原町 |
2 | 3 | 3 | 3 | 3 | 3 | 3 | 3 | 2 | |||||||||||||||
普通 |
高槻市 正雀,etc |
2 | 2 | 5 | 6 | 4 | 3 | 3 | 3 | 3 | 3 | 3 | 3 | 3 | 6 | 5 | 2 | 1 | |||||||
淡路 | 1 | ||||||||||||||||||||||||
谷町線 |
大日 |
3 | 6 | 9 | 12 | 10 | 10 | 10 | 10 | 10 | 10 | 10 | 10 | 10 | 10 | 10 | 10 | 10 | 9 | 6 | 2 | ||||
都島 | 1 | ||||||||||||||||||||||||
準急 普通 |
天下茶屋 |
6 | 7 | 9 | 14 | 10 | 9 | 9 | 9 | 9 | 9 | 9 | 9 | 10 | 12 | 12 | 7 | 6 | 5 | 5 | 1 | ||||
谷町線 |
八尾南 喜連瓜破 |
5 | 6 | 12 | 11 | 10 | 10 | 10 | 10 | 10 | 10 | 10 | 10 | 10 | 10 | 10 | 10 | 10 | 9 | 5 |
歴史[編集]
今や地名に適った長い駅名(1969年12月6日改称)となったが、元々は京阪電車の新京阪線のターミナル駅の天神橋駅 (てんじんばしえき)として開業した由緒ある駅で、名古屋急行電鉄を介して名古屋方面へのターミナルとなった可能性もあった。
戦後に新京阪線が京阪神急行電鉄から分離した京阪でなく、阪急京都線として横取りされた格好になってから天神橋駅は支線の一終着駅に転落したが、1972年の大阪万博開催にあたり、大阪市交通局がイヤイヤながら堺筋線を阪急との相互乗り入れ対応にしたことで天神橋駅の運命も変わり、地上駅から地下駅に、阪急直営の終着駅から大阪市交と共同管轄の中間駅にそれぞれ変化した。
かつては、阪神国道線の支線の北大阪線も天神橋筋六丁目から中津を経由して野田に通じていたが、車庫を共有していた国道線と共に廃止となった。
- 1925年(大正14年)10月15日 - 新京阪鉄道(現:阪急千里線)天神橋-京都方面開通により、天神橋駅として開業。
- 1969年(昭和44年)12月6日 - 堺筋線 天六-本町方面開通、事実上の中間駅となる。駅名を天神橋筋六丁目に改称。
- 1974年(昭和49年)5月29日 - 谷町線 南森町方面-都島間開通、乗換駅となる。
- 2007年(平成19年)3月17日 - 堺筋線ダイヤ改正。堺筋快速急行廃止、上新庄・南茨木停車の堺筋準急が運行を開始。
- 2017年(平成29年)3月25日 - 谷町線ダイヤ改正。野江方面が毎時6本から8本に増加した一方で、南森町方面は毎時12本から8本に減少し、都島止まりは終日毎時6本から朝・夕方のみの運行に削減された。
- 2020年(令和2年)3月14日 - 谷町線ダイヤ改正。上下とも、毎時8本から10本に増加。
- 2022年(令和4年)12月17日 - 堺筋線ダイヤ改正。本町方面の本数が、毎時12本から9本に減少。
駅名の長さに対して[編集]
駅名が長いため、前面の方向幕では「天神橋筋六」と表記されている。側面の方向幕は前面と同じ「天神橋筋六」表記か、「天神橋筋六丁目」と、一部の文字を強調した書き方となっているものもある。また地元を中心に、「天六」と略されることも多い。
Osaka Metro堺筋線天下茶屋方面からの列車では、一つ前の扇町駅からの駅間距離が短いために、車内自動放送が早口になっている[注釈 1]。乗務員交代の際、Osaka Metroの運転士はブレーキテストを行った後すぐに発車する。
一方、阪急線淡路方面からの列車の車掌による放送では「天神橋筋六丁目、天六です」という風に、繰り返しの部分で駅名呼称を簡略化して対応している。字数も多いので、阪急の行先表示器字幕は天神橋筋六丁目[5]、Osaka Metroの行先表示器字幕は天神橋筋六となっている。なお、かつての阪急の行先表示器字幕はOsaka Metroと同一の表記となっていた。
阪急8300系の8315編成は車内案内表示器に「見えるラジオ」を表示することが可能となっている。阪急線より当駅に到着すると、車内案内表示器は「天神橋筋六丁」と表示されるのに対し、堺筋線より当駅に到着する場合は「天神橋筋六丁目」と表示される。
ローマ字表記は、Osaka Metroは「Tenjimbashisuji 6-chome」であるが、阪急では「Tenjimbashisuji-rokuchome」と表記される。上記のように、阪急でかつて使用されていた行先表示器字幕のローマ字表記はOsaka Metroと同一だった。
利用状況[編集]
駅周辺[編集]
大阪市北東部、旧淀川西岸の市街地。なお、駅名にある天神橋は旧淀川にかかる橋で、当駅から2km以上南に離れており、当駅より北浜駅の方が近い。
- 北改札周辺
- 3番出口 - 大阪市立住まいのミュージアム
- 5番出口 - 天然温泉なにわの湯
- 11番出口 - 株式会社きんでん 本店
- 南改札周辺
- 1,12番出口 - 天理教はるひの分教会
- 9,12番出口 - 春駒 本店
- 10,13番出口 - 酵素風呂コクウ
バス路線[編集]
駅の上に乗り場があり、野田方面などへのバスが発車する。阪神バスなど各社が運行している。
以下、方向順に記載する。()内は運行事業者を示し、詳細は後述。
行先 | 系統番号 | 乗場 | 備考 |
---|---|---|---|
梅田方面(谷町線西行と並行) | |||
大阪駅前 | 83(b) | [乙] | |
大阪駅前 | 37(b) | [癸] | |
野田方面 | |||
野田阪神前 | 北(b) | [壬] | 休日のみ、一日1本運行 |
淡路方面(千里線北行と並行) | |||
淡路、井高野車庫前 | 37(b) | [壬] | |
森小路方面(谷町線東行と並行) | |||
森小路、花博公園北口 | 83(b) | [甲] |
※乗場位置詳細
- [甲]:北・東改札から5番出口正面(天神橋6丁目)
- [乙]:北・東改札から3番出口西方、三井住友銀行前(天神橋6丁目)
- [壬]:北・東改札から11番出口北方、ベルコ大阪法宴会館北隣(天神橋筋六丁目)
- [癸]:北・東改札から6番出口、車道沿い(天神橋6丁目)
※運行会社詳細
- (a):阪神バス
- (b):大阪シティバス
付記[編集]
- 準急天下茶屋行きは、当駅に到着してから種別表示を「普通」に変更する。阪急では終着駅到着前に種別・行先表示器を操作するので、唯一停車中に種別表示器の動作を見ることができる駅である。なお、逆方向の準急高槻市・河原町行きは始発の天下茶屋から「準急」表示で運行されている。
- 堺筋線天下茶屋方面行きホームでは、Osaka Metroの他社線直通運転境界駅では唯一、発車前に自動放送が流れる(阪急線からの直通列車でも実施)。一方で阪急線方面行きホームの場合、発車時はメロディのみである。
隣の駅[編集]
- T 大阪メトロ谷町線
- K 大阪メトロ堺筋線・HK 阪急千里線
- ( ) 内は駅番号を示す。
脚注[編集]
注釈[編集]
- ↑ 当駅が終着となる旨が案内される線内折返し列車や、次の停車駅に関する案内が挿入される準急の場合は、特に早口となる。線内折返し列車の到着寸前の放送では「天神橋筋六丁目、天神橋筋六丁目終点です」と放送される。また扇町駅ではドアが閉まるとすぐに次駅案内放送を開始する。なお、自動放送の際に流れる広告には「行岡病院は次でございます」と「加納総合病院は次でございます」の二種類がある。
出典[編集]
- ↑ 天神橋筋六丁目駅(阪急千里線)の時刻表(平日ダイヤ) - Yahoo!路線情報 - 平日ダイヤ夕方の17:54発のみ各駅停車の設定となる。
- ↑ 天神橋筋六丁目駅(阪急千里線)の時刻表(土曜ダイヤ・日曜祝日ダイヤも同一) - Yahoo!路線情報 - 09:54発 - 15:54発迄の設定。
- ↑ 天下茶屋-京都河原町間に直通電車 5月から土日祝日に - 朝日新聞、2011年2月22日
- ↑ 平均的な停車駅間隔を、欄冒頭の色で表している。大まかな目安は、 :200km以上、 :60-200km、 :25-60km、 :8-25km、 :3-8km、 :1-3km、 :1km未満。
- ↑ 宝塚本線の雲雀丘花屋敷行きも同様
外部リンク[編集]
- 天神橋筋六丁目駅(谷町線) - Osaka Metro
- 天神橋筋六丁目駅(堺筋線) - Osaka Metro
- 天神橋筋六丁目駅 - 阪急電鉄
KOsaka Metro堺筋線の駅一覧 |
T Osaka Metro谷町線の駅一覧 |
HK阪急千里線の駅一覧 |