大阪市交通局30000系電車
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大阪市交通局30000系電車は、2009年に大阪市交通局が同市 市営地下鉄向けに導入した通勤形電車。2018年4月の大阪市交通局民営化にともない、Osaka Metroに全車が継承された。
なお、正式な形式は30000系であるが、御堂筋線仕様車は31系、谷町線仕様車は32系とも表記。
本項では、2022年(令和4年)以降に中央線に導入が開始されている30000A系についても記述する。
概要[編集]
- 谷町線の老朽化した大阪市交通局30系電車を置き換えるため、2009年に導入された。
- また、2011年からは10系置き換えのため御堂筋線に導入。同線への新型車の投入は20年ぶりとなっている。
- なお、2022年現在でも増備が続けられる予定で、Covid-19の影響でどうなるかは不透明だが大阪万博用増発編成の製造が決まっている。万博終了後は谷町線へ転属の予定。
車両について[編集]
まずは共通項目から。
- 車体は軽量ステンレス構体。前頭形状は従来の切り妻形いわゆる食パン的なから丸みを帯びた形状に改められている。なお、灯具類は前照灯と尾灯が前面上部の左右両脇に配置され、窓下にはラインカラー帯が配置される。
- 行先表示器にはLED式を本格採用。谷町線向け第1編成では前面・側面ともに3色LEDを採用。後に改良が加えられ、谷町線向け第2編成以降の前面の行先表示器に大阪市営地下鉄初となるフルカラーLEDを採用。なお、側面の行先表示器は全て3色LED。
- 台車はインダイレクトマウント・モノリンク式台車。
- 冷房装置は20系のものより薄型で冷房能力が強化されたものを1両につき2基搭載。中央へ少し寄せられている。
- 補助電源装置は第3軌条方式5路線では初めてとなるSIVを搭載している。
- 車内には大阪市交通局の車両としては初の液晶ディスプレイ(LCD)による車内案内表示装置を設置。次駅案内や4カ国語(日本語・英語・中国語・ハングル)の運行案内などを知らせる。様々な人にも使いやすい次世代型の車両となっている。
ここからは路線ごとの紹介。
御堂筋線用31系[編集]
- 前面下部は曲線状になっている。
- 赤色のラインを従来のものより太いものを採用。
- 運転室背後の窓が谷町線車と比べて小さい。
- 地上区間を長時間走行することから、フリーストップ式カーテンが設置された。
- 車内のパネルを御堂筋をイメージするイチョウと銀杏の柄を内装パネルなどへ変更し採用。親しみやすい車内空間を演出している。
谷町線用32系[編集]
- 前面下部は直線状。
- 谷町線向けは白系の柄入りの内装パネルとなっている。
- 御堂筋線ではカーテンがつけられたが、谷町線仕様は準備工事でカーテンレールのみ設置。
御堂筋線車両基本情報[編集]
先行試作車[編集]
- この編成は後述の谷町線試作車とは違う。こちらも量産車化改造済み。
量産車(2次)[編集]
- 谷町線に投入された編成をベースに改良が加えられた編成。10両×2編成の20両が製造。
量産車(3次)[編集]
- 都会のイメージの中に未来に向けて新たな風を盛り込んだデザインをテーマに大幅な改良が加えられた。こちらは10両×6編成の60両が製造。
量産車(4次)[編集]
- 御堂筋線内では最多数製造を誇るグループ。民営化後に作られたグループでもある。10両×8編成の80両が製造。
量産車(5次)[編集]
- 2021年に新造された最新グループとなる。10両×3編成の30両が製造。
谷町線車両基本情報[編集]
先行試作車[編集]
- 試作車として32601F編成が制作。後に量産化改造された。
量産車(2次)[編集]
- 先述の試作車32601Fで得られたデータを反映し、一部仕様を変更した谷町線向けの量産車。6両×3編成の18両が製造。
量産車(3次)[編集]
- 上記の2次車を改良したもの。同じく6両×3編成の18両が製造。
量産車(4次)[編集]
- 更に改良が加えられた。御堂筋線の改良点を取り入れている編成である。6両×6編成の36両が製造。
30000A[編集]
- 大阪万博用として中央線向けに製造されている。万博終了後は谷町線へ転属予定。同時期に400系も並行して製造されている。
関連ページ[編集]
- 大阪市高速電気軌道(OsakaMetro)
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