東急大井町線
東急電鉄 OM 大井町線 | |
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急行専用車両の6020系 | |
基本情報 | |
国 | 日本 |
所在地 | 東京都、神奈川県 |
起点 | 大井町駅 |
終点 | 溝の口駅 |
駅数 | 16駅 |
路線記号 | OM |
路線色 | 橙色 |
開業 | 1927年7月6日 |
所有者 | 東急電鉄 |
運営者 | 東急電鉄 |
路線諸元 | |
路線距離 | 12.4 km |
軌間 | 1,067 mm |
線路数 | 複線 |
電化方式 | 直流1,500 V 架空電車線方式 |
閉塞方式 | 車内信号閉塞式 |
保安装置 | ATC-P |
最高速度 | 95 km/h |
東急大井町線 (とうきゅうおおいまちせん) とは東急電鉄が大井町駅から溝の口駅まで運営する路線。
概要[編集]
大井町駅から自由が丘駅・二子玉川駅を経由し田園都市線溝の口駅までを運行する。二子玉川 - 溝の口間は田園都市線の複々線区間で、中間駅の二子新地駅・高津駅は青各停と呼ばれる一部の列車のみが停車する。……ということは、つまり各駅停車ではない各停もいる。
沿線は富裕層が多い。近年、田園都市線の混雑が慢性化して、バイパス線として見直され、新型車両が登場して急行運転を開始し、田園都市線との直通が増加して利便性が向上している。
2018年12月14日から平日夕夜間帯の長津田行き急行の3号車では有料座席指定サービス「Q SEAT」を行っている。2021年5月31日から二子玉川駅から乗車可能となり溝の口駅から鷺沼駅は降車専用、たまプラーザ駅からフリー乗降駅である。
歴史[編集]
- 1927年:目黒蒲田電鉄によって、大井町〜大岡山間が開通。
- 1929年:目黒蒲田電鉄によって、大井町〜二子玉川間が全通。
- 1943年:玉川線の改軌で、大井町線を溝の口まで延長。
- 1963年:田園都市線の線名になる。
- 1979年:田園都市線が 1977年開通の新玉川線と直通になり、大井町〜二子玉川間が大井町線の線名に戻る。
- 2009年:二子玉川〜溝の口間が複々線化し、溝の口までの常時直通運転を再開。
- 2018年12月14日:有料座席指定サービス「Q SEAT」を開始。
運行形態[編集]
急行は、毎時3本運行する。原則、田園都市線の長津田方面に直通する。
各停は、毎時9本運行する。ほぼ全ての駅に停車するが、毎時6本は各停なのに高津と二子新地を通過する。
駅一覧[編集]
●:停車 ○:青各停のみ停車 Q:Q SEAT乗車可能駅。溝の口駅はQシート下車専用駅となる。
駅番号 | 駅名 | 駅間キロ | 累計キロ | 急行停車駅 | 各停停車駅 | 接続路線・備考 | 所在地 | |
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OM 01 | 大井町駅 | - | 0.0 | ●Q | ● | 東日本旅客鉄道:JK 京浜東北線 (JK 19) 東京臨海高速鉄道:R りんかい線 (R 07) |
東京都 | 品川区 |
OM 02 | 下神明駅 | 0.8 | 0.8 | | | ● | |||
OM 03 | 戸越公園駅 | 0.7 | 1.5 | | | ● | |||
OM 04 | 中延駅 | 0.6 | 2.1 | | | ● | 東京都交通局:A 都営浅草線 (A-03) | ||
OM 05 | 荏原町駅 | 0.6 | 2.7 | | | ● | |||
OM 06 | 旗の台駅 | 0.5 | 3.2 | ●Q | ● | 東急電鉄:IK 池上線 (IK 05)[1] | ||
OM 07 | 北千束駅 | 0.8 | 4.0 | | | ● | 大田区 | ||
OM 08 | 大岡山駅 | 0.8 | 4.8 | ●Q | ● | 東急電鉄:MG 目黒線 (MG 06) | ||
OM 09 | 緑が丘駅 | 0.5 | 5.3 | | | ● | 目黒区 | ||
OM 10 | 自由が丘駅 | 1.0 | 6.3 | ●Q | ● | 東急電鉄:TY 東横線 (TY 07) | ||
OM 11 | 九品仏駅 | 0.8 | 7.1 | | | ● | 世田谷区 | ||
OM 12 | 尾山台駅 | 0.7 | 7.8 | | | ● | |||
OM 13 | 等々力駅 | 0.5 | 8.3 | | | ● | |||
OM 14 | 上野毛駅 | 0.9 | 9.2 | | | ● | |||
OM 15 | 二子玉川駅 | 1.2 | 10.4 | ●Q | ● | 東急電鉄:DT 田園都市線 (DT 07)〈渋谷方面〉 | ||
- | 二子新地駅 | 0.7 | 11.1 | | | ○ | (東急電鉄:DT 東急田園都市線 (DT 08)) | 神奈川県 川崎市 高津区 | |
- | 高津駅 | 0.6 | 11.7 | | | ○ | (東急電鉄:DT 東急田園都市線 (DT 09)) | ||
OM 16 | 溝の口駅 | 0.7 | 12.4 | ● | ● | 東急電鉄:DT 東急田園都市線 (DT 10) 東日本旅客鉄道:JN 南武線 (JN 10) | ||
DT 田園都市線中央林間駅まで直通運転 |
車両[編集]
急行用[編集]
2021年現在は6000系6本、6020系2本が運用されている。いずれも生え抜きの新車で、すべて7両編成で統一されている。
うち6020系の全編成と6000系の2本がQシート車を組み込んでいる。また、6000系は登場当初6両固定編成であった。
普通列車用[編集]
2021年現在は主に東横線から転属してきた9000系15本と田園都市線の元2000系から改造された9020系3本が運用されている。うち9000系の9007Fのみ大井町線の生え抜きである。すべて5両編成で運転される。
かつては9000系以前のすべての東急車が運用されていたことがある。
2022年1月7日、9000系と9020系の置き換え計画が発表された。[2]
脚注[編集]
- ↑ 池上線にあった桐ケ谷駅を都営三田線との接続駅として復活させ、旗の台駅経由で三田線と相互乗り入れする構想があった。
- ↑ 鉄道プレスネット編集部 (2022年1月7日). “東急大井町線「新型車両」導入へ 9000系など置き換えか”. 鉄道プレスネット. 2022年1月8日確認。
外部リンク[編集]
東急電鉄 (東急) の鉄道路線 |