遷都
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遷都(せんと)とは、首都をある場所からある場所に遷すことである。「都を遷す」という意味で遷都という。つまり、それまでA地点にあった首都機能を全て一括して他の場所に移し、そこに新しい都市を建設すると言う意味でもある。奠都・展都・改都・分都・拡都・重都とは意味が違うので注意を要する。
概要[編集]
遷都は時代を問わずに古今東西行なわれている。日本にしても最初の首都は奈良県の飛鳥宮、藤原京、平城京などであった。794年に京都府の平安京に移してから一定化し、1868年の明治維新で東京に遷都して現在に至っている。
中国で有名な遷都は三国志の191年、当時の権力者である董卓によって行なわれた洛陽から長安への遷都が挙げられる。
遷都の要因は、かつての首都よりそちらのほうが利便性に恵まれているなどもあるが、大抵は当時の権力者による思惑などで行なわれていることが大多数を占める。
20世紀で実施された最大級の遷都はブラジルにおけるブラジリア首都移転で、人口分布の偏在の解消を目的とした。
2020年代には、インドネシアでカリマンタン島のヌサンサラに遷都する事業が進行している。
関連項目[編集]
- 都の種類
- 都と歴史
- その他