稲沢市
稲沢駅から見た市の西側 手前はJR貨物稲沢駅/愛知機関区 奥は三菱電機稲沢製作所のエレベーター試験棟「SOLAÉ」 | |
国 | 日本 |
地方 | 中部地方 |
所属 | 愛知県 |
人口 | 約14万 人 |
公式サイト | www |
稲沢市(いなざわし)は、愛知県にある市。尾張地方に含まれる。
地理[編集]
濃尾平野の中央部に位置し、市域全体が平坦である。市域の西側には木曽川が流れており、木曽川の対岸には岐阜県羽島市と岐阜県海津市がある。木曽川の河岸は国営木曽三川公園として整備されており、市域には全国でも珍しい河岸砂丘である祖父江砂丘がある。旧中島郡の南半分を市域とし、一宮市、愛西市、清須市、あま市、岐阜県羽島市、海津市に隣接している。
国府宮はだか祭り[編集]
毎年2月には尾張大国霊神社(国府宮神社)を舞台として、国府宮はだか祭が開催される。裸男たちが身体を密着させ、むさ苦しく自慢の肉体を激しく揉みあうのである。男達は祭りの最中に絶頂に達し、2003年や2018年には昇天する者もいた。
2024年度から、女性がこの祭に参加できるようになった。
この祭は日中の実施だが、深夜に実施される岡山県西大寺観音院(岡山市東区西大寺中)の「はだか祭り(西大寺会陽)」も、この祭同様「日本三大奇祭」のひとつを自称している。「日本三大裸祭り」として、「岐阜・古川祭り」「岡山・西大寺会陽」「大分・若宮八幡神社裸祭り」を挙げる説もある。
この祭が「日本三大奇祭」のひとつとされることがあるものの、日本には数多くの奇祭があり、秋田県男鹿市のなまはげ柴灯祭、長野県諏訪市の御柱祭、山梨県富士吉田市の吉田の火祭が「日本三大奇祭」とされることが多い。
歴史[編集]
古代には尾張国の国府が置かれ、また尾張大国霊神社(国府宮神社)が尾張国の総社となったことから、稲沢は尾張国における政治や文化の中心地だった。江戸時代には中山道の脇街道として垂井宿から分岐し宮宿(熱田)で東海道と合流する美濃路がこの地域を通過。稲葉宿が置かれ、本陣と脇本陣が各1つあった。
稲沢は、1875年に合併した前述の宿場町の稲葉村と隣接の小沢村の一字ずつを取った合成地名である。1889年町制施行。
1955年に昭和大合併で稲沢町が3村を合併。1958年(昭和33年)、中島郡稲沢町が市制施行して稲沢市が誕生した(県内では新城市と同日の市制)。1970年(昭和45年)には稲沢市役所の新庁舎が完成した。1999年(平成11年)には人口が10万人を突破した。2005年(平成17年)、稲沢市は中島郡祖父江町と平和町を編入合併した。
地場産業[編集]
鎌倉時代には矢合町国分寺の柏庵和尚が植木の技術を持ち帰り、稲沢は植木や苗木の産地となった。埼玉県川口市安行周辺(安行植木、川口市とさいたま市)、大阪府池田市細川周辺(池田市と兵庫県宝塚市)、福岡県久留米市田主丸周辺とともに、愛知県稲沢市は日本4大植木産地の一つに数えられている。
愛知県稲沢市祖父江町は日本最大の銀杏(ギンナン)の産地であり、江戸時代から続く歴史を有する。祖父江町の神社・寺院・屋敷の周辺には数多くのイチョウが植えられており、毎年秋には祐専寺周辺を会場として「そぶえイチョウ黄葉まつり」が開催される。
交通[編集]
JR東海道本線では、市域東部の稲沢駅から名古屋駅まで普通で約10分である。名鉄名古屋本線では旧市街に最も近い国府宮駅から名鉄名古屋駅まで特急で約12分である。JR東海道本線では岐阜駅から稲沢駅まで普通で約15分である。名鉄名古屋本線では名鉄岐阜駅から国府宮駅まで特急で約20分である。
このように、普通しか停まらないJR東海道本線経由の方が特急が停まる名鉄名古屋本線経由より駅間の所要時間は短いが、JR駅と近接する名鉄一宮駅や新木曽川駅と違い、名鉄名古屋本線の方が市街地に近い西寄りを通過するため、両社の駅への所要時間が均等な地区以外では、一概に比較することは禁物である。
市域の西側を通る名鉄尾西線は森上駅が市西部の拠点駅となっている。
教育[編集]
大学・短大[編集]
- 名古屋文理大学 - 稲沢キャンパスは情報メディア学部と健康生活学部を有する。名古屋栄養短期大学を始祖とする。
- 愛知文教女子短期大学 - 旧名・稲沢女子短期大学。
高校[編集]
- 愛知県立稲沢緑風館高等学校 - 後述の稲沢高、稲沢東高と一宮市の尾西高が統合して2023年に開校。
- 愛知県立稲沢高等学校 - 農学校にルーツを持つことから、園芸科・環境デザイン科・農業土木科・生活科学科の4学科が設置されている。2025年3月まで前述の稲沢緑風館高校が校地内に併存する。
- 愛知県立稲沢東高等学校 - 愛知県立稲沢高校から普通科が分離されて1971年に開校。2025年閉校予定。
- 愛知県立杏和高等学校 - 愛知県立祖父江高校と愛知県立平和高校[注 1]が合併して2005年に開校。
- (私立)愛知啓成高等学校 - 旧称は稲沢女子高等学校であり、商業科なども設置されている。愛知文教大学、愛知文教女子短大の系列校。
出身者[編集]
注[編集]
外部リンク[編集]