弥富市

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弥富市
日本国旗.png日本
地方中部地方東海地方
所属愛知県
人口44,539(2019年7月) 人
公式サイトwww.city.yatomi.lg.jp

弥富市(やとみし)は、愛知県尾張地方にあるである。2019年7月時点の人口は44,539人。

地理[編集]

愛知県の西端部、海部地域にあり、名古屋市から約20km圏内にある。濃尾平野に位置し、海抜ゼロメートル地帯が広がる。面積は北北西から南南東方向にやや細長い形状の区域を持っている。北東は海部郡蟹江町、東〜南東は海部郡飛島村、北は愛西市(旧・佐屋町、立田村)、西は三重県桑名市(旧・長島町)・桑名郡木曽岬町と接している。観光地は、三ツ又池公園、弥富野鳥園、海南こどもの国がある。

弥富駅近鉄弥富駅・弥富市役所は、弥富市の中北部に位置する。十四山支所は、弥富市の東部に位置する。

海南こどもの国は、旧十四山村域に位置する。

歴史[編集]

1889年(明治22年)に町村制が施行されると、この地域には海西郡弥富村、大藤村や十四山村などが発足。弥富には海西郡役所が置かれた。1895年(明治28年)には関西鉄道(現在のJR関西本線)が開業し、弥富村と名古屋市が鉄道で結ばれ、1898年には津島に向けて尾西鉄道が開業した。
1903年(明治36年)には弥富村が町制施行して弥富町となった。1913年(大正2年)7月には弥富町、鍋田村、市江村、十四山村の所属郡が海部郡となる。1933年(昭和8年)には木曽川に架かる国道1号の尾張大橋が開通し、国道で三重県桑名市と結ばれた。1938年(昭和13年)には関西急行電鉄(現在の近鉄名古屋線)も開業した。

1955年(昭和30年)には弥富町・鍋田村・市江村の一部が合併し、改めて弥富町が発足した。1959年(昭和34年)の伊勢湾台風では甚大な被害を受け、弥富町だけで322人の死者・行方不明者を出した。1963年(昭和38年)には国道1号バイパス(名四国道、のち国道23号)が開通した。昭和40年代以降には名古屋市のベッドタウン化が進行した。

平成の大合併では、2003年に蟹江町を含む2町1村の合併協議会が発足。蟹江町離脱後の2006年(平成18年)4月に海部郡弥富町が十四山村を編入合併。市制施行して弥富市が発足し、弥富の範囲が広くなった。

十四山は、弥富の東部を占める一地区となる。

交通[編集]

道路は、東名阪自動車道弥富IC、西尾張中央道、東海通、国道1号線、名四国道(国道23号線)、伊勢湾岸自動車道国道155号が通じている。鉄道は近鉄名古屋線名鉄尾西線、JR関西本線が通じている。東名阪の弥富ICは、弥富市の北端に位置する。伊勢湾岸自動車道の湾岸弥富ICは、弥富市の南端に位置する。国道1号線と近鉄名古屋線は、合併前の弥富市では、弥富町だけではなく、旧十四山村域も通過している。

産業[編集]

弥富市は「金魚と文鳥のまち」として知られている。弥富市、津島市、愛西市の旧佐織町域、海部郡飛島村で生産される弥富金魚は、品種数、養殖池面積、売上高で日本一の産地とされている。弥富金魚は金魚の全品種である26種類を生産している。

施設等[編集]

教育[編集]

高校
  • 愛知県立海翔高等学校 - 2005年(平成17年)に愛知県立蟹江高等学校と愛知県立海南高等学校を統合し、福祉科を持つ高校として開校したが、2025年の津島市の県立津島北翔高校(仮称)への再編で2027年に廃校の予定。
  • (私立)愛知黎明高等学校 - 旧称は弥富高等学校。2001年には野球部が夏の甲子園に出場。

外部リンク[編集]

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