蟹江町
名古屋市の西隣に接している。海部津島広域行政圏に属する。2005年(平成17年)に青森県東津軽郡蟹田町が廃止されると、名称に「蟹」を関する全国唯一の自治体となった。
地理[編集]
南西側を弥富市、東側を名古屋市、西を愛西市(旧・佐屋町)、北をあま市(旧・七宝町)、北西を津島市、南を飛島村と接する。町の全域が海抜ゼロメートル地帯である。町内には福田川・蟹江川・日光川・善太川などが流れており、町域の四分の一が河川で占められている。中心集落の須成、蟹江、舟入は、いずれも蟹江川の河岸に形成された。
道路は、愛知県道29号弥富名古屋線(八熊通)、国道1号線、西尾張中央道、東名阪自動車道の蟹江ICが通じており、鉄道も名古屋市中心部の名古屋駅までJR関西本線や近鉄名古屋線でおよそ10分の距離にあるため、住宅化が進んでいる。また、それにより食品や金属、機械、繊維、木材などの工場が誘致され人口増加が進んだ。
2018年4月1日時点の人口は3万7612人。面積は11.10平方キロメートル。
歴史[編集]
町域には戦国時代に蟹江城が置かれ、江戸時代には港町として伊勢桑名藩との海上交通も行なわれて賑わった。
明治22年(1889年)に海東郡蟹江町が誕生する。明治39年(1906年)に西ノ森村、須成村、新蟹江村を合併。1913年(大正3年)7月に所属郡が海部郡となった。昭和31年(1956年)4月に永和村の一部を編入した。
平成の大合併では、当初海部郡南部の2町2村の研究会から始まり、のち、2町1村の合併協議会が設置されたが、新市庁舎や新市名で蟹江町が難色を示し、合併構想から離脱して単独町制維持を選択した[注釈 1]。
観光等[編集]
町内には国の重要文化財に指定されている冨吉建速神社・八劔社本殿をはじめ、龍照院の木造十一面観音立像などがある。他にも尾張温泉・冨吉温泉などがある。風光に恵まれた水郷地帯であり、海部郡では数少ない観光地でもある。
見どころ[編集]
年中行事[編集]
特産品[編集]
- ポットマム(洋菊)
教育[編集]
- 大学
- 愛知大学蟹江グラウンド:旧県立蟹江高跡地に設置
脚注[編集]
- 注釈
- 出典