清須市
清須市(きよすし)は、愛知県にある市。名古屋市の北西部に隣接している。尾張地方に含まれる。
地理[編集]
濃尾平野に位置し、市域には庄内川、新川、五条川などが流れている。市域の大半が標高10m以下の平坦な土地であることから、2000年の東海豪雨の際には堤防が決壊して甚大な被害が出た。名古屋市、稲沢市、一宮市、北名古屋市、あま市に隣接している。
JR東海道新幹線、JR東海道本線、名鉄名古屋本線、名鉄犬山線、名鉄津島線、東海交通事業城北線と、多様な鉄道路線が市域を通っている。また、名古屋第二環状自動車道、名古屋高速6号清須線、名古屋高速16号一宮線、国道22号、国道302号と、多様な道路が市域を通っている。
清須市が発足した際には旧・新川町役場が清須市役所となった。
歴史[編集]
文明10年(1478年)に尾張守護所が下津から移されると、江戸時代初期まで約150年間にわたって、清州は尾張の首府であった。室町時代には清洲城が築かれ、弘治元年(1555年)頃から小牧山城に移る永禄6年(1563年)約10年間は織田信長が居城とした。天正10年(1582年)の本能寺の変後にはこの地で清洲会議が行われている。
慶長17年(1612年)以後には徳川家康が清洲越しを行い、城下町がそっくり清洲から名古屋に移された。江戸時代には美濃路の宿場町である清須宿が置かれている。人工河川である新川が竣工したのは天明7年(1787年)のことである。
2005年(平成17年)、西春日井郡西枇杷島町、清洲町、新川町の3町が合併して清須市が誕生した。「清須」は「清洲」より古い地名であるとされる。2009年(平成21年)、清須市は西春日井郡春日町を編入し、4町の合併による今日の市域が確定した。
教育[編集]
- 愛知県立新川高等学校 - 東海交通事業城北線沿線にある進学校である。但し、中小田井駅から徒歩で行けないこともない。
- 愛知県立五条高等学校 - 所在地はあま市とされるが、体育館は清須市域にある。周辺地域では最も難易度の高い高校である。
その他[編集]
固定電話の市外局番は「052」で、名古屋市全域と同一の市内区域である。
外部リンク[編集]