豊山町
豊山町(とよやまちょう)は、名古屋市北部に接し、愛知県尾張地方に属している町。
概要[編集]
平成の大合併進行後、西春日井郡の唯一の町となった。2018年3月時点の人口は15,687人。南は名古屋市北区、東は春日井市、西は北名古屋市、北は小牧市と接する。
歴史[編集]
1906年(明治39年)には西春日井郡豊場村と青山村の2村が合併し、両村から一文字ずつとった豊山村が誕生した。太平洋戦争時の1944年に小牧陸軍飛行場が完成し、戦後には米軍に接収された。1958年に米軍から返還されて民間空港となり、1960年(昭和35年)には名古屋空港と改称した。
1972年(昭和47年)には豊山村が町制を施行して豊山町が発足した。1983年(昭和58年)には名古屋市中央卸売市場北部市場が開設された。なお、名古屋市中央卸売市場本場は名古屋市熱田区にあり、名古屋市中央卸売市場南部市場は名古屋市港区にある。豊山町は航空産業が盛んであり、国産ジェット旅客機MRJの製造拠点である三菱重工業小牧南工場などがある。
2005年(平成7年)には名古屋空港が名古屋飛行場に名称変更した。2017年(平成29年)には航空機に関する博物館あいち航空ミュージアムと、MRJの組立を見学できるMRJミュージアムがオープンした。
交通[編集]
豊山町には鉄道路線が通っていないが、西側の北名古屋市には名鉄犬山線、東側の春日井市との境界付近に名鉄小牧線が通じている。名古屋市の名古屋駅(名鉄バスセンター)や栄(栄バスターミナル)、北名古屋市の名鉄犬山線西春駅、春日井市の勝川駅と豊山町を結ぶバス路線が運行されている。道路は国道41号が通じている。
名古屋飛行場(通称として「小牧空港」または「県営名古屋空港」と呼ばれる)の敷地の大部分は豊山町にある。2005年には常滑市沖に中部国際空港(セントレア)が開港したことで、国際線は前身の名古屋空港から中部国際空港にを発着地を移したため、国際線ターミナルビルは商業施設のエアポートウォーク名古屋に転用し、航空自衛隊基地としての存在が主となっている。
教育[編集]
豊山町に大学や高等学校は存在しない。公立中学校は1校、公立小学校は3校ある。
- 豊山町立豊山中学校
- 豊山町立豊山小学校
- 豊山町立志水小学校
- 豊山町立新栄小学校
出身著名人[編集]
- イチロー - 野球選手。