幸田町
幸田町(こうたちょう)は、愛知県額田郡にある町。2019年時点の人口は4.2万人。
地理[編集]
西三河地方に含まれ、みよし市市制以降は西三河唯一の町となっている。
北は岡崎市と、西は西尾市と、南東は蒲郡市と接している。中央部は広田川を中心として低地がひろがっているが、東部と南西部は標高100-400mの丘陵となっており、最高峰は439mの遠望峰山である。
歴史[編集]
1906年(明治39年)、額田郡坂崎村・相見村・深溝村の3村が合併して広田村が誕生した。名称はこの地域を流れる広田川に因んでおり、この際の読みは「こうだ」である。2年後の1908年(明治41年)には、2カ月後に開業する東海道本線の幸田駅に合わせて、読みは同じながら漢字を変えた幸田村に改称した。駅名が幸田駅となったのは、すでに福島県に広田駅(読みは「ひろた」)があったためである。
戦後、1951年に後に幸田町に合併する豊坂村に幸田高校の前身の愛知県立蒲郡高等学校豊坂分校が開校し、1952年(昭和27年)には幸田村が町制を施行して幸田町となった[注 1]。1954年(昭和29年)には幸田町と幡豆郡豊坂村が合併し、新たに幸田町が発足したが、この際に読みを「こうだ」から「こうた」に変えている。
1967年(昭和42年)には東海道本線に三ケ根駅が開業し、1970年(昭和45年)には人口が2万人を超え、1972年(昭和47年)には愛知県立幸田高等学校が開校した。昭和40年代以降には愛知県企業庁などと連携して5つの工業団地を造成し、積極的に製造業企業の誘致を進めている。現在の幸田町にはデンソーやソニーグローバルマニュファクチャリング&オペレーションズなどの工場がある。1985年(昭和60年)には幸田町役場が新築され、1990年(平成2年)には人口が3万人を超えた。平成の大合併時には単独での町制の維持を選択している。
2012年(平成24年)には東海道本線に相見駅が開業し、2016年(平成28年)には人口が4万人を超えた。
注[編集]
外部リンク[編集]