西春日井郡
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西春日井郡(にしかすがいぐん)は、愛知県にある郡。名古屋北部〜北西部に接している。
郡域[編集]
1880年(明治13年)に西春日井郡が発足した際の郡域は、現在の以下の自治体にあたる。山田村や楠村など、名古屋市に編入された地域もあるが、大部分は名古屋市の北側を取り巻いている。瀬戸市や春日井市や小牧市などとなった東春日井郡と比べると、昭和の大合併後にも小規模な町村が多く残った。また、その後市制施行した自治体にも、拠点となる都市は見当たらない。
昭和の大合併後(1961年)[編集]
1961年(昭和36年)時点では4町4村となっていた。
平成の大合併後(2009年)[編集]
2009年(平成21年)時点では1町となっている。
教育[編集]
郡域内では、1970年に名古屋芸術大学が開学。大学立地が先行した。
昭和大合併後の西春日井郡域には長らく公立高校が設置されず[注 1]、地域住民によって熱心な誘致運動が行われた。1978年(昭和53年)には二十年来の悲願が叶い、西春日井郡のほぼ中央部である西春町に愛知県立西春高等学校が開校した。西春高校の校章は7個の六角形を組み合わせたものであるが、これは当時の西春日井郡6町1村(西枇杷島町・新川町・清州町・師勝町・西春町・豊山町・春日村)を表している。
1986年(昭和61年)には西春日井郡西部の新川町に、2校目の県立高校として愛知県立新川高等学校が開校した。西春高校、新川高校ともに、国公立大学や難関私立大学合格者の多い進学校として、確固たる地位を築いている一方、両校の難度に順応しない受験生は郡外へ場合により遠距離の通学が強いられている。
注[編集]
- ↑ もっとも、名古屋市に編入された旧楠村に市立北高校が1963年に、海部郡甚目寺町(当時)と跨る地域に県立五条高校が1972年に開校している。