春日井市
春日井市(かすがいし)は、愛知県にある市。尾張地方に属する。人口は31万人。
地理[編集]
愛知県尾張地方に含まれる。名古屋市の北東側に隣接し、瀬戸市、小牧市、犬山市、西春日井郡豊山町、岐阜県多治見市にも接している。名古屋市守山区の北側に接している。JR中央本線、名鉄小牧線、国道19号が名古屋市に通じており、中央本線勝川駅から名古屋駅までは最短17分、勝川駅から栄駅までは最短18分である。市の東部には愛知県最大のニュータウンである高蔵寺ニュータウンがある。
鉄道は他に愛知環状鉄道と東海交通事業城北線があるが、この2線は元々国鉄瀬戸線として東海道本線の貨物バイパス線の役割も前提として建設されており、高蔵寺〜勝川間は複々線化する前提で用地も買収していた。
歴史[編集]
- 1943年(昭和18年)6月1日 - 東春日井郡勝川町、鳥居松村、篠木村、鷹来村が合併し、春日井市として市制施行(県内では豊川市と同日に市制)。
- 1958年(昭和33年)1月1日 - 春日井市が東春日井郡坂下町および高蔵寺町を編入。
市名の決定[編集]
1943年(昭和18年)の春日井市誕生の際には市名の決定が難航した。旧勝川町には東春日井郡の郡役所が置かれ、市制施行時の1町3村の中で人口がもっとも多かったことから、合併後の市名候補として勝川市という案があった[1]。旧鳥居松村は1町3村の中央部にあり、日本国陸軍鳥居松工廠があったことから、鳥居松市という案もあった[1]。旧鷹来村は尾張徳川家が代々鷹狩りをした由緒ある地名だったことから、鷹来市という案もあった[1]。このように市名決定は難航したが、東春日井郡の中心だったことで春日井市となった[1]。
特徴[編集]
春日井市役所は「サボテンのまち」を公言しているが、現在の春日井市には実生でサボテンを栽培する農家はほぼないとされる。春日井市役所は「書のまち」も公言しており、これは平安時代の書家である小野道風が当地で生まれたことが理由だが、小野道風の出生地には春日井以外にも諸説ある。さらに「剣道のまち」も公言しており、毎年春には必ず春日井市で全国高等学校選抜剣道大会が行われることから、これだけは春日井市が誇れるものである。
教育[編集]
大学[編集]
高等学校[編集]
- 愛知県立春日井高等学校 - 春日井市で最も偏差値の高い県立高校。入学偏差値は61程度。
- 愛知県立春日井西高等学校 - カンパニー松尾の出身校。
- 愛知県立春日井東高等学校
- 愛知県立春日井南高等学校
- 愛知県立高蔵寺高等学校 - 春日井市で最も偏差値の高い県立高校。入学偏差値は59程度。
- 愛知県立春日井商業高等学校 - 春日井高校に次いで市内で2番目に設立年が古い高校。
- 愛知県立春日井工業高等学校
- (私立)中部大学春日丘高等学校 - ラグビー部は花園常連の強豪校。