小牧市
小牧市(こまきし)は、愛知県にある市。尾張地方に位置する。人口は15万人。
地理[編集]
濃尾平野のほぼ中央に位置し、名古屋市からだいぶ北へ離れた場所に位置する。名古屋市、春日井市、犬山市、大口町、岩倉市、豊山町などに囲まれている。苫小牧市との混同には注意が必要である。
市内を東名高速道路・名神高速道路・中央自動車道の3本の高速自動車国道と都市高速道路の名古屋高速11号小牧線が通っており、東名高速道路と中央自動車道は小牧ジャンクションで合流している。
また、県営名古屋空港の滑走路が市域の一部にかかっており、空港ビルのある南隣の豊山町より知名度の高い小牧市を冠した小牧空港とも呼ばれる。このように航空・道路交通の要衝であることから、物流企業や航空関連企業が集まる工業団地があり、内陸工業都市として栄えている。
一方、軌道系交通には恵まれておらず、名鉄岩倉支線廃止後は、市内の鉄道は名古屋中心部に長らく直結しなかった名鉄小牧線しかない。市内交通として桃花台新交通も開業したが、沿線のニュータウンの交通需要がJR春日井駅志向だったため、2006年に廃線となった。
歴史[編集]
戦国時代の1563年(永禄6年)には、織田信長が美濃攻めの拠点として小牧山城を築城した。小牧山城は短期間しか使われず、4年後の1567年(永禄10年)には本拠を岐阜城に移している。1582年(天正10年)の本能寺の変後、1584年(天正12年)には、羽柴秀吉陣営と織田信雄/徳川家康陣営の間で小牧・長久手の戦いが起こった。
1955年、東春日井郡小牧町他2村が合併して成立。市制施行時の人口は3万2千人で県下の市で最下位の人口だった。1960年前後に人口4万人台になり、1963年に北里村の大半を併合した時は6万人台になった。
産業[編集]
明治時代には小牧の地で名古屋コーチンが生み出された。昨今は安価な外国産鶏肉が大量に輸入されているが、名古屋コーチンは地域ブランド品種として確固たる地位を築いている。名鉄小牧線小牧駅には名古屋コーチン像が設置されている。田縣神社のせいで「小牧=チンコ」という固定観念ができてしまっているせいか、名古屋チンコーと呼んでしまう婦人も確認されている[1]。名古屋コーチンは白濁した出汁が美味いと評判である[2]。
文化[編集]
小牧市の北部には田縣神社があり、男根を模した神輿を担いで練り歩く豊年祭で知られている。近年の豊年祭は観光地化されており、肉汁の多いフランクフルトや太くてたくましいチョコバナナをほおばる女性も多数いる。このせいもあってか、Wikipedia英語版の記事「Komaki」の「Festival」節にはペニスの写真が掲載されてしまっている。
教育[編集]
大学[編集]
高等学校[編集]
- 愛知県立小牧高等学校 - 旧制中学校からの伝統校。正門門柱が登録有形文化財。
- 愛知県立小牧南高等学校 - 1980年開校
- 愛知県立小牧工科高等学校 - 1969年開校。県下唯一の航空技術科がある。
- 尾関学園誉高等学校 - 1983年開校