瀬戸市
ナビゲーションに移動
検索に移動
瀬戸市(せとし)は、愛知県にある市。尾張地方の東部に位置する。人口は13万人。
歴史[編集]
日本六古窯の一つである瀬戸焼の産地である。瀬戸焼は安価な日用雑器として、特に東日本の広範囲で流通した。陶磁器全般を指す「瀬戸物」という言葉は瀬戸焼に由来している。尾張国・美濃国の窯業の中心は、やがて岐阜県東濃地方の土岐市や多治見市などに移っている。
戦前の1929年には、愛知県では5番目に市制施行を果たした。名古屋市、豊橋市、岡崎市、一宮市に次いで市制施行が早かったのである。同時期には人口でも愛知県5番目であった。1951年には東春日井郡水野村、1955年には愛知郡幡山村、1959年には東春日井郡品野町を合併している。
窯業以外の製造業に乏しいため、高度成長期に瀬戸市の製造業も衰退し、名鉄瀬戸線が栄町駅に通じて以降は、名古屋市の衛星都市としてのカラーを強めているが、現在の窯業は観光資源として注目されており、遊歩道「窯垣の小径」などが整備されている。
交通[編集]
鉄道[編集]
新瀬戸駅/瀬戸市駅で鉄道2路線が立体交差しており、新瀬戸駅/瀬戸市駅が乗換駅となっている。
- 名鉄瀬戸線
- 市域を横断するように通じる。水野駅、新瀬戸駅、瀬戸市役所前駅、尾張瀬戸駅の4駅がある。瀬戸市街地にもっとも近いのは尾張瀬戸駅である。
- 市域を縦貫する路線で高蔵寺/豊田市に通じる。中水野駅、瀬戸市駅、瀬戸口駅、山口駅の4駅がある。
- その他
バス[編集]
この節はまだ執筆途中です。加筆、訂正して下さる協力者を募集中!
教育[編集]
大学[編集]
- 名古屋学院大学 - スポーツ健康学部・リハビリテーション学部が瀬戸キャンパスにあるが、かつてはメインキャンパスだった。本部は名古屋市。
- 南山大学瀬戸キャンパス - 2000年に聖霊短期大学校地を転用して開設したが、2017年に撤退した。
高校[編集]
愛環線沿線ながら、豊田市の県立全日制普通科高校に進学できない。
- 愛知県立瀬戸高等学校 - 大正時代創立の女学校の流れをくむ伝統校であるが、現・瀬戸市駅にあった校地が移転後は没落が激しいとされる。
- 愛知県立瀬戸西高等学校 - 1978年(昭和53年)創立の学校であるが、難易度では瀬戸高校を上回る。瀬戸高校移転後は瀬戸高校の南東に所在するようになった。
- 愛知県立瀬戸北総合高等学校 - 1984年(昭和59年)創立の学校。総合学科のみを有することが特徴で、三河地方からも通学できる。
- 愛知県立瀬戸工科高等学校(旧・愛知県立瀬戸窯業高校) - 明治時代創立の伝統校であり、改名前は名称に「窯業」を冠する全国唯一の高校だった。
- (私立)聖カピタニオ女子高等学校 - カトリック系の女子校。運営する学校法人は系列大学を有していない。
- (私立)南山学園聖霊高等学校 - カトリック系の女子校。南山大学系列の進学校である。