三国志
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『三国志』(さんごくし)とは、西晋の歴史家であった陳寿の著した歴史書のことである。転じて、中国の三国時代そのものや、三国時代を舞台としたフィクション(『三国志演義』など)を指す言葉としても用いられる。「三國志」とも書く。『西遊記』『水滸伝』『紅楼夢』と並んで「四大名著」に数えられる。
対象となる時期[編集]
各種の『三国志』は、それぞれが扱う時代が異なっている。
最も狭く捉えれば、『三国志』の時代は呉の孫権が皇帝を名乗った229年から蜀漢が滅亡した263年までとなる。これは魏・呉・蜀の3ヶ国がそれぞれの皇帝を戴いて並立した時代である。一般には、後漢末の184年に発生した黄巾の乱から280年の呉の滅亡までを扱うことが多い。
最近では、宮城谷昌光の三国志のように、はじまりを楊震らの活躍など後漢中期に置く作品もある。また、各種の三国志関係ソーシャルゲームでは、西晋の人物も多く登場する。
陳寿の三国志[編集]
正史三国志などと呼ばれる歴史書である。魏の跡を受けて、中国を再統一した西晋の国家事業として編纂されたものである。あまりに近い時代に編纂されたので、潤色が多く見られるとも言われる。また、陳寿が蜀の遺臣だったため、蜀に対して同情的な記述も多い。
小説としての三国志[編集]
吉川英治や北方謙三、上記の宮城谷らの作品が有名。吉川の小説は横山光輝の漫画のベースとなった。
二次元のなかの三国志[編集]
サブカルチャー関係では、日本の戦国時代と同様に、三国志は大人気である。コーエーのアクションゲーム『三國無双』は有名である。孫策伯符を美少女化した『一騎当千』や、関羽をヒロインとしたアダルトゲーム『恋姫†無双 〜ドキッ☆乙女だらけの三国志演義〜』など、三国志の武将が美少女化されることも少なくない。
三国志を題材とした漫画・アニメ・ゲーム・ライトノベルなど[編集]
- 『一騎当千』
- 『軍師と囚われ男装姫 ~三国志艶義~』
- 『恋姫†無双 〜ドキッ☆乙女だらけの三国志演義〜』
- 『孔明のヨメ。』
- 『三国恋戦記 ~とこしえの華墨~』
- 『三国志ジョーカー』
- 『三国志大戦』
- 『三国破譚 孔明になったけど仕えた劉備は美少女でゲスでニート志望だったの事』
- 『三国遊戯タオテン』
- 『十三支演義 ~偃月三国伝~』
- 『STOP劉備くん!』
- 『大攻城!三国x戦国クロスバトル』
- 『董白伝 ~魔王令嬢から始める三国志~』
- 『DRAGON SISTER! -三國志 百花繚乱-』
- 『泣き虫弱虫諸葛孔明』
- 『パリピ孔明』
- 『劉備徳子は静かに暮らしたい』