地方競馬

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地方競馬(ちほうけいば)とは、日本競馬の開催形態の一種である。

概要[編集]

地方自治体及びそれに類する公的機関が主催し、馬券を発売して開催される競馬。中央競馬との違いとして

  • コースは盛岡競馬場を除いてダートコースのみ存在
  • 平地競走ばんえい競走帯広競馬場のみ)を実施し、障害競走は実施しない
  • 平日にもレースを開催し、ナイター競走も存在する
  • 馬主資格の取得に必要な要件が「年間所得500万円以上」のみ
  • 競走馬を登録する際、ゲート試験に加えて模擬レースを基準タイム以上で走破する能力試験に合格しなければならない
  • 騎手が着用する勝負服の服色は馬主ではなく、騎手自身が決める

といったものが挙げられる。

各地の地方競馬を統括する全国組織として地方競馬全国協会(NAR)があり、NARは騎手の養成・免許発行、競走馬の登録・管理、競馬開催業務の支援などを行う。

戦後一時期は日本ダービー好走馬や天皇賞馬が転入してきて人気を博したこともあったが、中央競馬の隆盛とともに人気は中央へ流れていった。更にレジャーの多様化による売上減少、公営競技廃止を訴えて当選する首長の出現などもあり、主催団体は減少を繰り返す一方であった。しかし、電話・インターネットを通じて全国で馬券購入が可能になったこと、高知競馬場の一発逆転ファイナルレースなど特色あるレースや個人協賛競走の開催など数々の売上向上の取組が功を奏し、2022年度には全国総売上が史上初の1兆円越えを達成している。

2024年現在開催中の地方競馬場[編集]

関連項目[編集]