伊勢湾台風
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伊勢湾台風(いせわんたいふう、英:Typhoon Vera)は、1959年(昭和34年)9月26日夕刻に929mb[注 1]の気圧で潮岬に上陸し、紀伊半島から東海地方を中心とし、ほぼ全国にわたって甚大な被害を及ぼした台風である。
いわゆる木曽三川を遡上するような進路を取ったため、木曽三川上流部の岐阜県および、伊勢湾沿岸の愛知県・三重県の被害が特に甚大であったため、「伊勢湾台風」と呼ばれるようになった。
死者、行方不明者は5101人の被害を出し、明治時代以後で最大規模の被害を出した。この台風を教訓にして、臨海工業地帯の高潮対策が具体化してゆくことになる。なお、伊勢湾台風での犠牲者数は平成7年(1995年)1月に阪神大震災が発生するまで、第2次世界大戦後の日本における自然災害での犠牲者数としては最多の記録であった。
注[編集]
- ↑ 現在の単位で929hPa。