尚書

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尚書(しょうしょ)とは、中国官位である[1]。「尚」とは「つかさどる」を意味し、元々は少府に属する属官に過ぎなかったが、少府が改編を繰り返すうちに独立して尚書台とされた[1]後漢においては国政の実権がここに集中する[1]いわゆる実質的なナンバー2であった。三国時代では尚書令が1人、尚書僕射が2人、尚書は5人(吏部尚書左民尚書客曹尚書五兵尚書度支尚書)が設置され、軍事や政務を分担した[1]。なお、吏部以外は単に尚書と称された[1]。尚書台には他に左丞・右丞・郎中・諸曹典事・主書令史などがあった[1]

脚注[編集]

  1. a b c d e f 中国の思想刊行委員会『三国志全人名事典』徳間書店、1994年、417頁

参考文献[編集]