JR田沢湖線
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東日本旅客鉄道(JR東日本) 田沢湖線 | |
---|---|
基本情報 | |
通称 | 秋田新幹線 |
国 | 日本 |
所在地 | 秋田県、岩手県 |
種類 | 普通鉄道(在来線・ミニ新幹線・地方交通線) |
起点 | 大曲駅 |
終点 | 盛岡駅 |
駅数 | 17駅 |
電報略号 | ハシセ(橋場線時代) オナセ(生保内線時代) |
開業 | 1921年6月25日 |
所有者 | 東日本旅客鉄道(JR東日本) |
運営者 | 東日本旅客鉄道(JR東日本) |
使用車両 | 使用車両を参照 |
路線諸元 | |
路線距離 | 75.6 km |
軌間 | 1,435 mm |
線路数 | 単線 |
電化方式 | 交流20,000 V・50 Hz 架空電車線方式 |
最大勾配 | 25.1 ‰ |
閉塞方式 | 自動閉塞式 |
保安装置 | ATS-P |
最高速度 | 130 km/h |
田沢湖線(たざわこせん)は、岩手県盛岡市の盛岡駅と秋田県大仙市の大曲駅を結ぶ東日本旅客鉄道の鉄道路線(地方交通線)。
概要[編集]
岩手県から秋田県中央部を走る路線であり、奥羽山脈を横断して東北本線と奥羽本線を連絡[1]。北上川支流の雫石川流域と雄物川支流の玉川流域を走り、分水嶺を仙岩トンネルで抜ける[1]。
現在、田沢湖線の路線名は普通列車のみ使用。秋田新幹線建設により改軌され、奥羽本線の横手方面や東北本線、山田線との直通列車設定が不可能となった。
JRの在来線で唯一全線が標準軌の路線である。
路線データ[編集]
駅一覧[編集]
- :秋田新幹線「こまち」停車駅(詳細は列車記事もしくは秋田新幹線を参照)
- 線路(全線単線) … ◇・∨・∧:列車交換可、|:列車交換不可
- 「★」マークがある駅は2023年5月27日からSuicaの使用が可能になる駅。
駅名 | 営業キロ | 接続路線 | 線路 | 所在地 | ||
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駅間 | 累計 | |||||
盛岡駅 ★ | - | 0.0 | 東日本旅客鉄道: 東北新幹線・北海道新幹線・■東北本線・■山田線・■花輪線[注釈 1] IGRいわて銀河鉄道:■いわて銀河鉄道線 |
∨ | 岩手県 | 盛岡市 |
前潟駅★ | 3.4 | 3.4 | | | |||
大釜駅★ | 6.0 | 6.0 | ◇ | 滝沢市 | ||
小岩井駅 | 4.5 | 10.5 | ◇ | |||
雫石駅 ★ | 5.5 | 16.0 | ◇ | 岩手郡 雫石町 | ||
春木場駅 | 2.7 | 18.7 | | | |||
赤渕駅 | 3.3 | 22.0 | ◇ | |||
大地沢信号場 | - | 28.6 | ◇ | |||
志度内信号場 | - | 34.4 | ◇ | 秋田県 | 仙北市 | |
田沢湖駅 | 18.1 | 40.1 | ◇ | |||
刺巻駅 | 4.3 | 44.4 | ◇ | |||
神代駅 | 8.4 | 52.8 | ◇ | |||
生田駅 | 2.5 | 55.3 | | | |||
角館駅 | 3.5 | 58.8 | 秋田内陸縦貫鉄道:■秋田内陸線 | ◇ | ||
鶯野駅 | 2.8 | 61.6 | | | 大仙市 | ||
羽後長野駅 | 3.0 | 64.6 | ◇ | |||
鑓見内駅 | 3.3 | 67.9 | | | |||
羽後四ツ屋駅 | 2.3 | 70.2 | ◇ | |||
北大曲駅 | 1.8 | 72.0 | | | |||
大曲駅 | 3.6 | 75.6 | 東日本旅客鉄道: 秋田新幹線(秋田方面)・■奥羽本線 | ∧ |
沿革[編集]
※出典:[1]
- 1966年(昭和41年)10月20日:雫石 - 田沢湖間の開通で、橋場線と生保内線を統合して全通、田沢湖線に改称して開業。
- 1982年(昭和57年)11月14日:全線が20000V50Hzで交流電化。気動車急行「たざわ」を電車特急化。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化により、東日本旅客鉄道の鉄道路線(地方交通線)となる。
- 1996年(平成8年)3月29日:改軌工事によりこの日より約1年間運休して、バス代行。北上線経由で特急「秋田リレー号」が暫定運行される。
- 1997年(平成9年)3月21日:改軌工事完了に伴い全面電車化。
使用車両[編集]
普通列車はすべて秋田車両センター所属の701系5000番台により運転される。かつては特急たざわに485系、急行・普通列車用の気動車としてキハ52(普通列車のみ)、キハ58、キハ40(普通列車のみ)などが使用されていた。
運行形態[編集]
普通列車は盛岡 - 雫石間で1 - 2時間に1本、角館 - 大曲間で2 - 3時間に1本は確保されているが、雫石 - 角館間は輸送需要が極端に減り、時間帯によっては6 - 7時間に1本しか来ず、特に赤渕 - 田沢湖間に至っては県境ゆえ10時間近く列車の来ない時間帯がある。
全線通し列車は1日3往復のみである。
その他[編集]
- 田沢湖線開業前、橋場線は橋場駅を終着駅とし、1944年の休止まで雫石 - 橋場間で旅客運行していた。現行ルートは雫石 - 橋場間に新設された赤渕駅より南寄りのルートになったため、赤渕 - 橋場間は休止と廃止の境目的な状態のまま国鉄分割民営化を迎えた。
- 東北新幹線開通までは、東北横断鉄道としてのポジションは北上線より低く、盛岡 - 秋田間短絡鉄道としてのカラーが強かった。
脚注[編集]
注釈[編集]
- ↑ 花輪線の正式な起点は好摩駅であるが、全列車がIGRいわて銀河鉄道線経由で盛岡駅へ乗り入れる。
出典[編集]
JR東日本の鉄道路線 |
日本の新幹線 |