ヘルツ
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概要[編集]
時系列で周期的に上昇・下降を繰り返す物理量、いわゆる波の、上昇・下降を繰り返す速さを表す単位である。単位記号はHz。1秒あたりに上昇・下降を繰り返す回数がN回の時に、Nヘルツとなる。
光、音、電気(交流電力、電気信号)によく用いられる。
ヘルツ値の例[編集]
- 800THz ・・・ 可視光線の上限。これを上回ると、紫外線になる。
- 400THz ・・・ 可視光線の下限。これを下回ると、赤外線になる。
- 1THz ・・・ 電磁波だと「サブミリ波」に相当。
- 1GHz ・・・ 電磁波だと「極超短波(UHF)」に相当。テレビや携帯電波で使われる。パソコン用CPUの動作する速さは、これより少し速い。
- 1MHz ・・・ 電磁波だと「中波」に相当。アマチュア無線などで使われる。
- 700Hz ・・・ F5の音の音波に近い。ト音記号の楽譜で、五線の一番上に記される「ファ」の音に相当。
- 100Hz ・・・ G2の音の音波に近い。ヘ音記号の楽譜で、五線の一番下に記される「ソ」の音に相当。
- 60Hz ・・・ 西日本やアメリカにおける商用交流電圧。コンセントの2個の差し込み穴は、+極と-極が毎秒60×2=120回入れ替わっている。
- 50Hz ・・・ 東日本やヨーロッパにおける商用交流電圧。コンセントの2個の差し込み穴は、+極と-極が毎秒50×2=100回入れ替わっている。
- 10Hz ・・・ 上昇・下降を人間の五感で確認できるほぼ上限。
- 1Hz ・・・ 大縄跳びの縄の動きはおそらくこのぐらい。
関連項目[編集]
- サイクル (単位) - かつての周波数の単位。1997年10月以降、日本国内では使用はできない。