キプロス共和国

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国旗

キプロス共和国(キプロスきょうわこく、KiprosCY))とは、地中海東部の島国である。政体共和制。国土面積は9251平方キロ(日本山形県と同規模)。人口2011年の時点で112万人。人口密度は121.1人/㎢。首都ニコシア。国名の由来はフェニキア語の「Kyparissos」からといわれ、キパリソスとは島内に生い茂る黒ずんだ常緑針葉樹で、糸杉とも呼ばれており、余談だがこの糸杉はゴッホの絵画で有名である。

概要[編集]

歴史[編集]

この島は先史時代から青銅器文化が繁栄した土地であり、南西部のパフォスギリシャ神話の美の女神であるアフロディーテ(ビーナス)の生誕地とされている。紀元前1200年頃にそれを祀る神殿が建造されたといわれる。紀元前1000年頃、ギリシャ人、次いでフェニキア人がこの島に入植したのが都市化の起源である。

この島はその位置が要衝に当たることから、その時代の有力国家による支配が繰り返された。ローマ帝国東ローマ帝国十字軍国家ベネチア共和国などが支配した後、1571年オスマン・トルコの支配地となる。

しかしオスマン・トルコは19世紀に入ると急速に衰退し、1878年露土戦争においてロシア帝国に敗れたため、その租借権はイギリスが獲得することになり、1925年にはイギリスに直接支配される植民地となった。1960年8月16日にイギリスから独立し、約1か月後の9月20日国連に加盟した。ところが今度は島内の多数派を占めるギリシャ系と、少数派のトルコ系による対立が激化し、結果的にキプロス内戦が開始されることになる。1964年国際連合キプロス平和維持軍に駐留されることで収まりはしたが、これにより支配地域が南北に分断された。

1974年、当時のギリシャ軍事政権が介入したことによってクーデターが勃発すると、トルコ系住民の保護を名目にしたトルコ共和国の軍が同じように出兵して介入し、これにより北部の37パーセントがトルコの支配下に入った。1983年北キプロス・トルコ共和国の国名で独立を宣言した。トルコ系による独立宣言以降は、表面上は紛争は発生していないことにされているものの、実際は軍事境界線を挟んで分断固定化された状態が継続されることになる。一方、南部では1政府による連邦国家を形成し、北部の2国による国家連合に対抗した。このため、国民投票による国連調停案が出されるが否決されたまま、2004年には南部のギリシャ系政府が単独で欧州連合EU)に加盟している。2008年1月に単一通貨であるユーロを導入した。

地理について[編集]

地中海東部の島国であるキプロスは、南部と北部に山地が走っており、中央部にメサオリア平野が広がっている。典型的な地中海性気候で、11月から3月に降雨が集中している。

首都・ニコシアの年平均気温は18.7度で、最高気温が8月の27.9度、最低気温は1月のマイナス9.9度であり、年間降水量は348ミリである。

東部に港町・ファマグスタがあり、シェークスピア悲劇の『オセロ』の舞台で知られている。

経済について[編集]

この国は現在、北部のトルコ系国家と南部のギリシャ系国家に分裂して固定している。ところが、人口比に対する北部の実効支配地域の面積が結構広いため、再統合交渉では常にこれが原因で暗礁に乗り上げることになっている。

では経済は北部が豊かなのかと言われると実は逆である。この国はオリーブブドウ柑橘類などの果樹栽培が盛んであるが、南部はレバノン内戦によって中東の金融・情報センターとして成長を遂げることになり、これにより中東から潤沢な資金が流入した上、観光誘致にも大成功して急速な経済発展を遂げた。それに対して北部は強硬な独立をしてしまったことが仇となり、国際的な孤立を深めたので経済が停滞し、結果的に南北キプロスで南高北低の大きな経済格差が起きている。

宗教[編集]

住民[編集]

  • ギリシャ系が77パーセント。
  • トルコ系が18パーセント。

言語[編集]

通貨単位[編集]

国内総生産[編集]

  • 1人当たり国内総生産は2万8237米ドル(2010年

外部リンク[編集]

政府
日本政府
観光
その他
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