トンガ王国

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国旗

トンガ王国(トンガおうこく)とは、南太平洋ポリネシア海域の最西部に位置する王国である。政体は立憲君主制。国土面積は748平方キロ(日本奄美大島を少し大きくした程度)。人口2011年の時点で10万6000人。人口密度は137.8人/㎢。首都ヌクアロファ。トンガとはポリネシア語の「tonga(南を意味する)」。元来は風下側は意味しており、サモアから見て「風下、すなわち南側」に位置することから名づけられたという。

概要[編集]

歴史[編集]

1616年オランダ人のルメールスハウテンが来航した。1797年に南太平洋では最古となるキリスト教の布教が開始され、1845年ツポウ1世によってトンガ王国が成立し、このあたり一帯を統一した王国として君臨した。しかし、ツポウ1世の死後は急速に衰退し、イギリスと友好条約を結んで1900年には保護領となる。1970年6月4日にイギリス連邦内の立憲君主国として独立した。1999年9月14日国連に加盟している。

この王国は立憲君主制であるものの、それは表面上に過ぎず実際には国王に絶対的な権力が集中しており専制君主国に等しい。労働組合女性参政権も否定されており、全ての土地は国王に帰属することが憲法で定められている。このような絶対的権力のために国民の不満もあって、2005年頃から民主化要求が高まるようになり、2006年11月には住民暴動まで発生し、それにより首都・ヌクアロファでは戒厳令が年単位で敷かれているなど政情は不安定である。2011年には王権の一部を制限して一般国民から選出される人民代表の議席拡大を保証する憲法が改正成立したものの、政情は不安定である。

このような絶対君主制がなぜ成り立っていたのかというと、トンガはポリネシア的な共同体社会の中で教育医療は無料であり、宅地は無税であったため、その利点から国民の国王に対する忠誠心に厚いものがあったためである。

日本との関係[編集]

日本においてトンガ人は『ガリバー旅行記』の巨人国のモデルとされている大柄民族で知られている。データーによるとトンガ人の成人男性の平均サイズは身長178センチ、体重は90キロ、女性は同170センチ、同80キロとされている。またツポウ4世が親日家であったため、大相撲界に多くのトンガ人を送り出したり、日本の大学に留学生として派遣したりしていた。このこともあってトンガでは算盤教育の普及が熱心で、小学校では正課として採用されているほどである。

1985年に日本の商社がカボチャの栽培法をトンガに伝えてからカボチャの輸出量が急増し、トンガの「1村1品運動」が高まった。ただし、トンガ人にカボチャを食べる習慣はほとんど無いので、生産したカボチャの8割は日本に輸出されており、それによりトンガの貿易収支黒字となっている。

地理など[編集]

172の島から成り立つ国家で、そのうち有人島は45を数える。大半は隆起サンゴ礁とされているが、一部では活火山島も見られている。亜熱帯海洋性気候で、南東貿易風の影響によってしのぎやすい。

首都・ヌクアロファの年平均気温は23.7度で、最高気温が2月の25.8度、最低気温は7月の21.2度であり、年間降水量は1927ミリである。

経済など[編集]

自給自足体制が確立されており、国内総生産の6割は農業が占めている。特産品のタロイモスイカオーストラリアニュージーランドなどが、バニラ欧米などが、カボチャ日本韓国などが主な輸出国となっている。

宗教[編集]

住民[編集]

  • ポリネシア系トンガ人が98パーセント。

言語[編集]

通貨単位[編集]

国内総生産[編集]

  • 1人当たり国内総生産は3518米ドル(2010年

関連項目[編集]

外部リンク[編集]

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