イスラム教
イスラム教(いすらむきょう)は、唯一神教の宗教。預言者ムハンマドによるコーランの教えを信じる宗教。
目次
概要[編集]
キリスト教に次ぐ世界で2番目に多い宗教人口。世界三大宗教に数えられている。イスラム教徒のことはムスリムと呼ぶ。イスラム教のことは、イスラームやイスラーム教とも表記されることがある。宗教という意味合いの強い「教」を取り去って「イスラーム」と呼ぶべきだという声もある。
宗派[編集]
シーア派とスンニ派がよく知られているが、同じ宗派の中でもイスラム教への考え方は異なっている。
偶像崇拝[編集]
イスラム教では基本的に偶像崇拝を禁止している。ただ、宗派によって何が偶像崇拝になっているのか異なっているため、イスラム教全体で具体的に何が禁止という統一基準はない。スンニ派は、「コーラン」の教えを厳格に適用して偶像崇拝を禁止して肖像画を掲示することは禁止されている。一方で、シーア派は、預言者ムハンマドの偶像崇拝などは禁止されてはいるもののそこまで厳格ではない。イラン・イスラム共和国では聖者(イマーム)の肖像が掲げられていたり、墓参りのようなことも行われている。このように、宗派によって偶像崇拝をどこまで厳格に適用するのかはばらつきがある。
歴史[編集]
ムハンマド[編集]
西暦610年にムハンマドは神の啓示を受けたとした。少数による宗教であり、630年代には多数のイスラム教徒が集まることとなった。
スンニ派とシーア派[編集]
ムハンマドの死後は内紛も起こるようになっていく。4代目カリフとなったアリーに反発した勢力により、アリーは息子共々殺害される。
この事件によって4代目以降のカリフを認めるかどうかで宗派が分かれることになる。アリーと子孫のみが指導者たりえるという主張(シーア派)と、シーア派を認めないスンナ派に分かれた。
カリフ乱立[編集]
スンニ派とシーア派の分裂以降も、イスラム帝国の間では内紛が続く。反面、イスラム教の信徒数は増えていくのだった。
イスラム世界には、カリフを名乗るものが何人も乱立することがあった。
ムスリムの人物[編集]
イスラム教とキリスト教[編集]
- 砂漠の宗教として「アブラハムの宗教」として一緒くたにされる事もある模様。しかしイスラム教は禁酒らしいがキリスト教はワイン飲んでもOKだったりと、違いは多い。どちらかというとイスラム教の方が、厳しい砂漠の環境で生きるのには最適化されている感じはする。主にアラビア語圏の砂漠の民をターゲットにして与えられた宗教と考えられるかもしれない?となると、日本に観光に来てトンカツ食べるムスリムは、アッラーも別に大目に見るのかもしれない?
イスラム教とキリスト教の主な違い イスラム教 キリスト教 考えられる理由 飲酒について 禁酒らしい 酩酊は禁止。一部禁止される状況あり 砂漠での飲酒は水分を消耗し危険 一夫多妻制 公平に扱うという条件付きで許可[2] 基本一夫一婦制 砂漠での寡婦の死亡率を考慮 聖典の翻訳 翻訳したコーランは聖典とはみなされない 翻訳した聖書は聖典とはみなされない、なんて事は無い コーランの想定された読者がアラビア語圏内 女性の服装 全身を覆うような衣装が指定される[3] 適度に慎み深く[4]。 砂漠の強い日差しからの保護 豚肉食べていい? だめ? 別にOK、になった[5]。 豚は雑食で人と食物が競合するため?
衛生面での問題への対処?祈る方角 メッカのマスジド・ハラームにあるカアバ指定(北緯21度25分21秒、東経39度49分34秒)[注 1] 特に指定は無い[6]。 砂漠で迷う事の無いように
脚注[編集]
注釈[編集]
- ↑ 宇宙飛行士がイスラム教だったら、国際宇宙ステーションに滞在中には、祈る方角を毎回確認する必要ある?
出典[編集]
- ↑ “ヨハネの第一の手紙(口語訳)2章22節”. ウィキソース (2019年3月25日). 2019年5月5日確認。
- ↑ Quran 4:3(jawp:婦人_(クルアーン)#章句の例)
- ↑ jawp:イスラム圏の女性の服装
- ↑ テモテへの第一の手紙(口語訳)2章9節
- ↑ 使徒行伝(口語訳)10章10節から16節
- ↑ 主の祈り