欧州連合

出典: 謎の百科事典もどき『エンペディア(Enpedia)』
EUから転送)
ナビゲーションに移動 検索に移動

欧州連合(おうしゅうれんごう、European Union)は、欧州連合条約によって設立されたヨーロッパの共同体。ヨーロッパ連合EUとも称される。

概要[編集]

欧州連合条約に基づいてヨーロッパの各国で協力をすすめている政治・経済統合体。加盟国の多くで共通通貨のユーロが使われているほか、加盟国間では無関税で貿易ができる。また、パスポートなしで国境を越え他の国に行ける。

欧州議会[編集]

欧州連合の立法機関の一つで、加盟国の市民が直接選挙で選んだ議員が加盟国で構成する閣僚理事会と共同で立法する。フランスストラスブールで本会議を開き、ベルギーブリュッセルで特別会議などが開かれる。法案提出権に関しては欧州委員会のみが持っている。

国際協定の締結、加盟国の増減などの重要決定には欧州議会の同意が必要とされ、欧州委員会の監督も行なっている。欧州委員長と全欧州委員の就任を承認するほか、総辞職させる権限も有している。EU首脳会議は欧州委員長候補を提案する際、欧州議会選の結果を考慮することになる。任期は5年と定められ、定数は751。ただし751という数はイギリスを含めてのものであり、イギリスが離脱すると705に削減されることになる。

歴史[編集]

第2次世界大戦前にリヒャルト・ニコラウス・栄次郎・クーデンホーフ=カレルギーが、国際汎ヨーロッパ連合を唱えるなどするものの、ヨーロッパ統合の機運は一般の政治にまでは広まらずにいた。

第2次世界大戦後に始まった冷戦によって、西側諸国はヨーロッパの統合の必要性を実感。1952年に欧州石炭鉄鋼共同体、1958年に欧州経済共同体欧州原子力共同体が設立。1965年のブリュッセル条約によってこれらを総称する欧州諸共同体が成立する。これらは欧州連合の前身となった。

東ヨーロッパにおいて社会主義政権が崩壊していく中で、自由主義への移行が進んでいく。1992年2月7日に欧州連合条約が調印されて、1993年11月1日に欧州連合が発足するのだった。

2007年12月に欧州連合の改革を進めるリスボン条約が調印。アイルランド共和国の国民投票否決などもあったが、再度の投票で賛成多数となる。2009年12月1日にリスボン条約は発効。欧州議会や欧州大統領などがおかれた。

2016年6月国民投票でイギリスのEU離脱方針が決まり、イギリス政府は2017年3月、方針をEUに通知した。交渉期間は2年で延長が無ければ2019年3月に離脱することになっている。イギリスEUは離脱条件を定めた協定と、貿易協定を含む両者の将来関係の概要をまとめた宣言で合意する必要がある。双方の議会承認手続きにかかる期間を考慮すると2018年が事実上の期限であったが、交渉は難航している。

イギリスのEU離脱を巡る経緯[編集]

2016年[編集]

2017年[編集]

  • 3月29日 - イギリスが欧州連合に離脱の意思を正式通知し、2年間の交渉機関が開始される。
  • 6月8日 - イギリス下院総選挙でメイ率いる保守党が過半数割れする。
  • 6月19日 - イギリスとEUが初めて離脱交渉を行う。

2018年[編集]

  • 11月13日 - イギリス政府がEUと実務レベルで離脱協定案に合意と発表する。
  • 11月14日 - イギリスが特別閣議で離脱合意案を承認する。
  • 11月25日 - EU特別首脳会議で合意案を正式決定する。
  • 12月10日 - メイの合意案のイギリス下院採決の延期が表明される。

2019年[編集]

  • 1月15日 - イギリス下院が合意案を大差で否決する。
  • 4月11日 - イギリスのEU離脱期限を10月末まで再延期することで合意が成立する。

加盟国[編集]

関連項目[編集]

外部リンク[編集]