マラウイ
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マラウイ共和国(マラウイきょうわこく)は、アフリカ大陸南東部に位置する共和制国家である。国土面積は11.8万平方キロ(日本の本州の約半分)。人口は2011年の時点で1587万9000人。首都はリロングウェ。人口密度は134.0/㎢。国名の由来は14世紀から18世紀にかけて栄えたマラウイ王国の名を復活させたものである。語義はチェワ語で「揺らめく炎、明るい靄」といった擬態語であり、マラウイ湖に立ち上る靄を形容したものと言われている。
歴史[編集]
14世紀にマラウイ王国が成立し、この地はアラブ人の奴隷貿易の拠点となった。1891年に奴隷貿易の禁止を大義名分に掲げたイギリスによって英領中央アフリカの名称でその保護国とされ、1907年にニヤサランドと改称する。1953年に白人政権による自治領のローデシア・ニヤサランド連邦に編入されたが、連邦崩壊後の1964年7月6日にイギリス連邦の一員として独立した。12月1日には国際連合に加盟した。1966年に共和制に移行する。
この国の初代大統領となったバンダは西側に属して穏健な現実的な政治を行い、1971年には終身大統領となった。だがそのため、次第に独裁的な性格を強めだした。バンダは1967年にアフリカ統一機構(現在のアフリカ連合)に加盟して、唯一南アフリカを承認する一方で、台湾やイスラエルとも外交関係を持つなど、ブラック・アフリカの中では特異な外交政策を展開する。ところがバンダ政権は次第に独裁色を強めてゆき、反体制派に対しては容赦のない処置をとったことから民主化を求める国民の声が一気に高まり、1993年に国民投票によって複数政党制を導入し、1994年の大統領選によってバンダ政権はその命運を終了させた。
地理[編集]
合計3ヶ国に接している。