ニジェール共和国

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国旗

ニジェール共和国(ニジェールきょうわこく、Niger(NE))とは、西アフリカに位置する内陸国家である。政体は共和制。国土面積は126万7000平方キロ(日本の約3.3倍ほど)。人口2011年の時点で1646万9000人。人口密度は13.0人/㎢。首都ニアメ。ニジェールとは同国南西部を流れている大河・ニジェール川に由来する。また意味に関してはトゥアレグ語の「ngereongereouen」(川の中の川を意味する)が訛ったものといわれている。

概要[編集]

歴史[編集]

古代にはマリソンガイボルヌなどの西アフリカで繁栄した黒人王国の属領であった。1898年フランス植民地となり、1922年フランス領西アフリカの一部に編入される。1958年にフランス共同体内の自治国に昇格し、1960年8月3日に完全に独立。9月20日国連加盟した。

しかしこの国も植民地から独立した国家にありがちな軍事クーデターが1974年に発生し、これで憲法は停止されて軍政がスタートする。1989年に新しい憲法が成立したことにより、15年ぶりに民政に移管された。1992年国民投票により、複数政党制を導入する。1993年に複数政党制に基づく総選挙、大統領選挙を実施する。しかし政治的な安定には程遠く、その後も未遂を含めて多くの軍事クーデターが発生。これは同国北部で自治権を求めるトゥアレグ人の抵抗も一因はしているのだが、これは2009年10月に隣国のマリ政府と共に包括的和平に合意したことにより終結を見ている。

しかし2020年の段階で、イスラム過激派の活動が活発化している。

地理など[編集]

国土の7割がサハラ砂漠であり、南部の一部がサバナ地帯である。大半が高温乾燥の砂漠気候で、南部は少量の降雨が見られるサバナ気候を呈する。首都・ニアメの年平均気温は29.3度で、最高気温が5月の33.9度、最低気温は1月の24.1度であり、年間降水量は515ミリである。

1988年に独立以来初となる人口調査が実施され、それによるとこの国は長期にわたって植民地であったことから、教育基盤の遅れが見られ、成人の識字率は28.9パーセント(2009年調査)と世界最低の水準である。また、2001年に野生動物の保護を目的とした狩猟の全面禁止令が施行されている。国連開発計画が所得や教育などから算出し、生活の豊かさを示す国連人間開発指数2020年において最下位を記録している。

このような状態であるが、実はこの国は世界でも屈指の出生率の高さを誇る地域である。出生率1000人当たり50.54という世界一であり(2011年の調査)、生涯に女性が出産する数も7.15人と世界一を誇っている(数値は2005年から2010年の平均)。

経済など[編集]

落花生アワなどの農産物と遊牧を中心とする貧しい内陸国であったが、ウラン鉱床の発見で世界的に注目されて1979年から日本・フランスの共同開発による採掘が開始され、その確認埋蔵量は約20万トンと見られ、採掘量は世界第6位である。ただ、この国は度重なる旱魃、ウランの国際価格の下落で経済的には不振が続いており、世界最貧国で、食糧自給も程遠いのが現状である。

宗教[編集]

住民[編集]

  • スーダン系ハウサ族が56パーセント。
  • スーダン系ジェルマ・ソンガイ族が23パーセント。
  • スーダン系フラニ族が9パーセント。
  • ベルベル系トゥアレグ族が5パーセント。

言語[編集]

通貨単位[編集]

国内総生産[編集]

  • 1人当たり国内総生産は381米ドル(2010年

関連項目[編集]

外部リンク[編集]