人口密度

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人口密度(じんこうみつど)とは、各エリアのどのぐらい人口が集中しているかを示す指標である。

概要[編集]

それぞれの地域に、どのぐらい人家が密集しているかを示す指標である。あるエリアの人口密度は、エリアの人口を面積で割ったものとして計算される。

単位[編集]

通常、[人/km2]が用いられる。

性質[編集]

当然ながら、都市部ほど高く、農山村部ほど低い傾向にある。ただし、細かく見ていくと必ずしもそうとは限らない。

都市部の場合、都心のオフィスビルが立ち並ぶ地区や、工業・物流地帯には人家がほとんど無いので、人口密度が低い。そのため、大都市の場合、都心ほど人口密度が低く、都心から少し離れたエリアが高いという現象がおきている(ドーナツ化現象)。例えば、東京都23区で最も人口密度が低いのは千代田区である(これは、オフィスビルが多いのに加え、皇居があることも影響している)。他に、港湾施設の多い臨港地区も人口密度が低い。

通常の人口密度ではなく、昼間人口(その地域に住んでいる人ではなく、平日昼間にその地域にいる人を数えた人口)を用いた「昼間人口密度」という指標を用いると、大都市の都心部は突出して高くなる。一方、都市のベッドタウンはやや下がる傾向になる。

また、農林業中心の地域は人口密度が低いが、一方で漁業中心の地域は人口密度が高めである。これは、人口密度の計算では陸地のみを考慮し、海水面を除外するためである。また、離島でも人口密度が高くなりがちである。

人口密度の感覚[編集]

  • 10,000人/km2 - 住宅の立ち並ぶ都市部
  • 1,000人/km2 - 市街地と農村が入り交ざっている地域
  • 100人/km2 - 農村と山林が入り交ざっている地域
  • 10人/km2 - 山林や原野中心の地域

人口密度の高い・低い地域[編集]

関連項目[編集]